楽曲と同時進行でイメージを深めていった

関口メンディー×小森隼、経験を活かした役作りを語る「3回振られたことがあるんです」
(画像=『女子SPA!』より引用)

――映画は「水のない海」で、歌詞には「水のある海」とありましたが、印象的なフレーズはありましたか? 小森:サビのところです。「ある」という言い方が、物体を表しているのか、はたまた感情を表しているのか。色々置き換えられるので、すごく想像力が膨らむ楽曲だなという印象です。満たされているという意味で「ある」なのか、逆に虚無感みたいなもので「ない」と解釈も出来て、楽曲がエンドまで行くストーリーをイメージしました。 ――具体的にどうやって演技に落とし込まれていったのでしょうか? 小森:「水のない海」の楽曲の完成が撮影と同時期くらいだったので、同時進行で落とし込んでいきました。楽曲の世界観と映画の世界観を合わせるわけですが、自分が作っていったものに照らし合わせて行く作業を繰り返しました。

自分の経験を活かした役作り

関口メンディー×小森隼、経験を活かした役作りを語る「3回振られたことがあるんです」
(画像=『女子SPA!』より引用)

――関口さんが出演された『真夜中のひとりたち』は、好きな相手に気持ちが届かず、東京の街を彷徨う男女の孤独が描かれています。テーマ曲「笑うしかないトラジディー」には、「浮かれて喜んだトラジディー」と矛盾した感情の歌詞があったり、三回振られた役も複雑でしたが、役作りは難しくなかったですか? 関口:運良く大学の頃に、3回振られたことがあるんです(笑)。 小森:いいのかどうか分からないですが(笑)。 関口:2回かな。同じ人に。 小森:お名前は? 関口:控えさせていただきますが(笑)。とにかくそんな経験があったので、キャラクターと共通点があって、振られる人の気持ちが分からないことはなかったです。