「わんこそば」「盛岡冷麺」で有名な盛岡市ですが、知る人ぞ知る、イタリアンの激戦区!人口比率から見てもなぜか異常なほど、イタリアンレストランが多いのです。そんなお店がひしめき合っている中で切磋琢磨しているのだから、美味しいお店が多いのも当然のこと。今回は数あるお店の中から、厳選した5店をご紹介します。
盛岡はイタリアン激戦区?
岩手県といえば、有名なところでは「わんこそば」「盛岡冷麺」、ローカルに人気の「じゃじゃ麺」など、とにかく麺が好きな県民性があります。また一般家庭で食べられているものでも、そば粉を使った「そばかっけ」や、小麦粉を使った「ひっつみ」など郷土料理も多く、密かな粉モノ文化がある土地柄と言えます。
その延長なのか、どういうわけか、盛岡市にはイタリアンのお店が非常に多くあります。
都道府県別の人口比率でのお店の数だと、東京都、群馬県、長野県という順位なのですが、県庁所在地別になると盛岡市が10万人あたりにお店が20軒ほどと、長野市を上回ります。盛岡市だけ見ると、かなりイタリアンレストランが多いのがわかりますね。
盛岡で食べるなら外せない!厳選イタリアンレストラン
今回は、数あるレストランの中から、盛岡市に旅行に来た際に立ち寄ってもらいたい、もしくは旅の目的として訪れてほしいレストランをご紹介します。
【1】Due Mani(ドゥーエ マーニ)
盛岡を代表する、と言っても過言ではないのがこちらの「Due Mani」。街中からは少し離れていますが、イタリアから直輸入している有機栽培の食材や、岩手の豊かな食材を使って、個性的なメニューを展開しています。
シンプルだけれども凝った前菜や、玄米を使ったリゾットや手打ちのパスタなど、ここでしか味わえないものばかり。メインは、岩手で育ったホロホロ鳥や短角牛で、時には内臓類も入荷していますので、タイミング良ければ貴重な短角牛ハツのソテーなども味わえます。
ディナーでは、アラカルトメニューもディナーコース(3,800円〜・写真)もあり、予約なしでも利用できます(一部要予約のコースもあり)。
ただし、お店がかなりコンパクトなため、席が空いていることはほとんどありません。確実に入りたい方は、予約をオススメします。曜日によっては、ランチ(1,000円〜)の営業もしていますので、ぜひチェックを。
【2】PIZZERIA Piace(ピッツェリア ピアーチェ)
イタリアンといえば、ピッツァは欠かせないですよね。こちらの「Piace」は、さまざまなスタイルがあるピッツァの中でも、ナポリピッツァを提供するお店です。盛岡駅から開運橋という大きな橋を渡った先にあります。
ナポリピッツァとは、厳密に決められた材料と製法を守っているお店のみが名乗ることができるもので、「Piace」はこの基準を満たし「真のナポリピッツァ協会」の加盟店として認定されている、岩手県で唯一のピッツェリアです。
ナポリで修行を積んだ店主が作るピッツァは、ふわふわの生地を薪釜で一気に焼き上げる、まさに本場の味。ナポリピッツァの代名詞とも言える「マルゲリータ」ももちろんオススメですが、チーズを使わないシンプルな「マリナーラ」もクセになる味わいです。
ピッツァを注文すると、このお店で焼かれた何枚目のピッツァかを書いたカードも一緒にもらえます。ピッツァだけではなく、前菜やサラダ、パスタなどもあるので、複数人で行って、いろいろシェアするのも楽しいです。お得なランチもあります。
【3】otto(オット)
盛岡市の中でも、特にイタリアンがひしめいている密集エリア菜園に、2015年にリニューアルオープンしたイタリアン。広いカウンターがあり、お店の全面がガラス張りになっている、盛岡ではとても珍しいオシャレな店舗です。女性に喜ばれるので、女子会やデートにもオススメ。
写真はランチコース(2,500円)ですが、1,000円くらいからパスタランチもあり、夜はアラカルトがメインなので気軽に利用できます。ある程度広い店内なので、予約をしていなくても、ふらりと寄れるのも嬉しいポイントです。