埼玉県の子育て環境
埼玉県では、上記の多子世帯向け住宅取得等支援制度以外にも、子育て支援が行われています。例えば、パパ・ママ応援ショップです。妊婦や18歳以下の子どもがいる世帯を対象に優待カードを配布し、協賛店で提示すると割引などの特典を受けられます。
さらに「多子世帯応援ショップ制度」の協賛店であれば、第3子以上がいる世帯は、特典が上乗せです。
ほかにも、「ママ(パパ)・リフレッシュ事業」といって、託児所やキッズ・スペースを設けたり、親子で利用できる時間帯を設定していたりする店舗があります。「赤ちゃんの駅」という授乳やおむつ替え専用のスペースも増加中です。
埼玉県で住むならどこがいい?
最後に、埼玉県に移住するなら、どこが良いのか見てみましょう。
さいたま市の周辺に住むなら
さいたま市は、JRの京浜東北線や高崎線、埼京線が走っており、東京23区へのアクセスが便利です。一方で、埼玉県内の中でも家賃や物価が高く、住環境も東京都内とそれほど変わらないというデメリットがあります。
多少、利便性では劣りますが、県央の上尾市や東部の春日部市あたりも検討してみましょう。
川越市
川越市は、川越藩の城下町として栄えた歴史があり、現在も当時の建造物が数多く残っています。「小江戸」として世界中に知られており、お菓子づくりも盛んなことから、西武鉄道本川越駅の近くにある県道39号沿いは、休日になると観光客で大賑わいです。
市内からは東武鉄道で池袋、西武鉄道で新宿方面にアクセスできます。JRでも川越線から大宮駅で乗り継いで、都心へのアクセスが可能です。
所沢市
所沢市は東京都との県境に位置し、郊外には西武球場(メットライフドーム)や狭山湖があります。狭山湖周辺には「トトロの森」という里山が点在しており、都市部でありながら自然も共存するエリアです。市内からは西武鉄道で新宿方面、JR武蔵野線で国立駅方面にアクセスできます。
さいたま市大宮区
かつては「大宮市」という独立した自治体でしたが、2001年に合併して、さいたま市の一部となりました。大宮駅は新幹線をはじめ、JRの多くの列車が停車する駅であり、交通の要所として栄えています。さいたま市の中でも特に商業施設が多いエリアです。
一方で、東西に芝川と鴨川が流れており、周辺には自然や公園が多いという側面もあります。
さいたま市浦和区
大宮区と同じく、かつては「浦和市」という独立した自治体であり、埼玉県の県庁所在地でもありました。その名残で、現在も行政施設が集中するエリアです。
大宮区と同じくJRの多くの列車が通りますが、以前は停車本数が少なかったため、それほど人気はありませんでした。しかし、近年は湘南新宿ラインの運行で停車本数が多くなり、埼玉県の中でも著しく住宅地の地価が高騰しています。
川口市
川口市は東京都の足立区と隣接しており、JR川口駅周辺は超高層マンションが林立するエリアです。在留外国人の多さでも群を抜いています。ただし、川口駅に停車するのは京浜東北線だけで、ほかの路線は素通りします。バスで北区の赤羽駅や、足立区の舎人や入谷地区へのアクセスも可能です。
まとめ
埼玉県は、東京都と隣接していますが、自然が身近にあり、エリアによっては家賃や物価が安いことから、子育て世帯の移住に向いているといえます。実際に、子育ての応援には力を入れており、住宅の取得や買い物、サービスの優遇を受けられるのが魅力です。
提供・移住支援.com
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