今回ご紹介するのは、江戸時代の息づかいが聞こえるような、そんな町並みで時間旅行が楽しめる場所。中山道に設けられた69の宿場のうちでも、奈良井宿(ならいじゅく)、妻籠宿(つまごじゅく)、馬籠宿(まごめじゅく)は、今も当時の面影を色濃く残し、観光スポットも多く、散策に楽しい宿場町です。近年では、歩きたい日本の道「KISOJI」として外国人に大人気で、街道を歩いている家族連れやグループを多く見かけます。そんな3つの宿場町のそれぞれの魅力に迫ってみましょう。
奈良井宿のみどころ
奈良井宿は江戸側の板橋宿から数えても、京側の守山宿から数えても34番目に位置する、中山道の丁度真ん中の宿場町です。現在も街道沿いに江戸時代の面影をしのばせる家並みが、1kmほど軒を連ね、タイムスリップしたような雰囲気を味わえます。
当時は奈良井千軒と呼ばれるほど、にぎわった宿場町で、木曽路11宿の中で最も標高が高い場所に位置します。
道の駅 奈良井 木曽の大橋
1991 年に奈良井川に架けられた太鼓型の木曽の大橋は、樹齢300年以上の天然木を使った総檜造りです。橋脚を持たない木製の橋としては、日本有数の大きさを誇り、長さ33m、幅6.5m。正式名は、「道の駅 奈良井 木曽の大橋」ですが、昨今の道の駅のような販売施設はなく、周辺は公園となっています。
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