岐阜県のほぼ中央にある城下町、郡上八幡。国の重要無形民族文化財に指定されている「郡上おどり」でよく知られています。小石を敷き詰めた路地や、古い町家が残るノスタルジックな町並み。そして町の中心には吉田川が流れ、水の町との代名詞も。そんな古き良き郡上八幡を観光するならはずせない、おすすめの観光スポットをご紹介しています。
1. 郡上八幡旧庁舎記念館
国の登録有形文化財に指定されているレトロな木造の洋風建築。この建物は昭和11年(1936年)に建てられたもので、平成6年(1994年)まで旧八幡町役場として使用されていました。現在は郡上八幡の観光案内所として利用されており、お土産屋さんや、郡上の特選素材をつかったお食事がいただける「旧庁舎食堂」、レンタサイクル、そして夏には郡上おどり教室も開催されます。郡上八幡を観光する際にはまずはじめに訪れたい。
2. やなか水のこみち
”郡上八幡”という名前にちなみ、8万個の玉石を敷き詰めた路地です。ちょろちょろと流れる小さな水路や柳がとても風情があり、また、やなか水のこみちを囲むように斎藤美術館、心の森ミュージアム遊童館、おもだか家民芸館がたつことから、別名「美術館どおり」と呼ばれることも。郡上八幡を代表する景観が楽しめるスポットなので、ぜひ訪れておきたい。
3. いがわこみち
郡上八幡旧庁舎記念館のよこを流れる、島谷用水路沿いに整備された約100mの小径。用水路には川魚や鯉が泳ぎ、より一層風情を感じます。鯉のエサも販売しているので、エサをあげてみるのもいいですね。また洗濯場があり、ここで暮らしている方の日常を垣間みることも。夏にはスイカが冷やされているのも、情緒がありますね。
4. 古い町並み
職人町や鍛冶屋町など、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている地域には、大正〜昭和期に建てられた町家が残り、通りの両側には水路が走る情緒のある町並みが楽しめます。この水路は、寛文年間(1660年頃)に城主の遠藤常友が防火のためにつくったもので、今なお残されています。
5. 宗祇水
郡上八幡のシンボルと言っても過言ではない、宗祇水(そうぎすい)。白雲水(はくうんすい)とも言われるこの湧水は、日本名水百選の第一号に選ばれた名水です。歴史は古く、文明3年(1471年)に連歌の宗匠・飯尾宗祇(いいおそうぎ)と郡上の領主・東常縁(とうのつねより)がほとりで歌を詠みかわした泉。
6. 宗祇庵
宗祇水のお隣には宗祇庵という和カフェがあります。こちらのカフェでは、郡上踊りを舞う女性を模した可愛らしいパフェや、お抹茶を頂くことができます。古民家を利用したカフェで、あたたかみのある雰囲気です。店内からはお庭や町を流れる美しい川を見ることができます。お座敷席とテーブル席が用意されています。