いつもの鍋を簡単に、おいしくしたい。

市販の鍋スープは手抜きじゃない!鍋料理を気楽においしくする5つの心得
(画像=『女子SPA!』より引用)

鍋料理で一番大事なことってなんだろう

「鍋料理」がおいしい季節になりました。野菜や豆腐、お肉や魚を一緒に煮込んで食べる簡単ヘルシーメニューですが、おいしいものを作ろうとすると、どこまで頑張ったらいいのか、イマイチわかりません。鍋つゆはそのまま使っていいの? おいしいタレってどんなもの? 裏技ってあるの? うーん、解決したい! 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます  実はもっとシンプルに、普段実践している作り方をちょっと見直すだけで、グーンとおいしくなったりするものです。そこで今回は、「いつもの鍋料理をもっとおいしくするために、捨てるべき思い込み」を5つご紹介しながら、レベルアップのコツについて考えてみたいと思います。

思い込み①市販スープは“手抜き”だと心のどこかで思っている

市販の鍋スープは手抜きじゃない!鍋料理を気楽においしくする5つの心得
(画像=『女子SPA!』より引用)

市販の鍋スープで作った「肉だんご鍋」

 鍋を市販のスープから作ることに抵抗感がある人は少なくないはず。  心のどこかで、「自分は料理が下手だから市販に頼ってる」というネガティブ感情が芽生えているとしたら、直ちに捨てていただきたい! 忙しい毎日の中で健康料理を作ろうとする姿勢のほうが素敵なのですから、市販スープをさらにおいしくするコツをマスターすれば最強だと、私は考えます。  そのコツとは、「料理酒とみりん」を活用すること。

市販の鍋スープは手抜きじゃない!鍋料理を気楽においしくする5つの心得
(画像=『女子SPA!』より引用)

料理酒シェアナンバーワンのキング醸造に鍋料理での活用方法を教えてもらいました

 そこで、「鍋をおいしくしたい」という願いを伝え、“日の出”マークでおなじみ、料理酒シェアナンバーワンのキング醸造に、みりんと料理酒の使い方を教えてもらいました。  本みりんは、もち米を原料としたまろやかでやさしい甘みが特徴の酒類調味料。鍋料理にうまみやコクを加えてくれます。また、ブドウ糖やオリゴ糖などの複合的な糖類が含まれていることで、まろやかさを演出することができます。  一方料理酒は、米、米こうじ、食塩などを原料とした、料理に特化した醸造調味料。肉や魚の臭みを消す働きがあり、鍋料理を洗練された味わいに仕上げてくれます。さらに、食材を柔らかくする効果もあるので、鍋のような短時間調理をするメニューにも好都合です。  つまり、料理酒とみりんを加えることで無理なくおいしくすることができるということ。分量についていろいろ試したところ、鍋スープ1袋(ファミリーパック)につき料理酒を50~100ml、みりんを大さじ1~3加えるのがオススメです。 最近では糖類ゼロタイプも登場していますので、お好みのものを選んで使い分けてみてください。

思い込み②ダシをしっかりとらないと…と思っている

市販の鍋スープは手抜きじゃない!鍋料理を気楽においしくする5つの心得
(画像=『女子SPA!』より引用)

旨味は、食材から染み出すもの

 こちらもスープの問題ですが、おいしい鍋はダシが効いたスープが必須だと信じている人がいます。  これは間違いではないですが、そもそも鍋のおいしさは、食材からしみ出る複合的な旨味が合わせることで生まれます。つまり、ダシは食材からしっかり出てくるということ。  旨味が豊富に含まれる食材を意識的に選ぶことで、より奥深い味わいを作り出すことができます。アミノ酸が豊富な肉や魚はもちろんですが、アサリなどの貝類、お好みのきのこ類、わかめなどの海藻類も、いい仕事をしてくれます。