12月のビッグイベントと言えば、クリスマス。人肌恋しさを感じてしまいがちなこの季節には、出会いを求めた交流が盛んに繰り広げられますね。ただし、新たな出会いは常に危険と隣り合わせ…。そう思い知らされたと語る愛実さん(仮名・32歳)が体験した過去の悲劇のクリスマスイブ物語をご紹介します。
10年ぶりにデートの予定、気合を入れて準備
写真はイメージです。(以下同じ)
「なにせ彼氏いない歴10年なので、クリスマスイブの予定が埋まったときは友人を呼び集めてお祝いしちゃうぐらい嬉しかったです。そのときに、絶対に掴み取るぞ!とみんなの前で意気込んだのを覚えてます(笑)」 約束のお相手は、取引先のイケメンアラフォーサラリーマン。デート自体があまりにも久しぶりだったため、デート前にすべきことを友人から聞き出し、愛実さんは最強の女子力アップ術を会得することができました。 「友人におすすめされたエステやVIO・全身脱毛に通ったり、ダイエットを兼ねてジムにも契約したりして、彼の気を引くためならどんな手を使ってでも懸命に努力しました。完ペキな状態でイブのデートに挑みたかったので」
デート直前にまさかのLINEが…「パパ?」
いよいよデート当日。灰色に染まり、今にも雪が降りだしそうな空の下で、愛実さんは少し早めに本日の舞台となる高級ホテル近くのスタバに到着します。 早めに着いた愛実さんは手持ち無沙汰となり、一泊二日のお泊りということで彼に「ワインとかスナックとか、何がいい?」とのLINEを送信。しばらくした後、「お任せで!」との返事を受け取ったため、愛実さんはスタバを出て付近のお店へと向かうことになりました。 もうすぐお店に着くというところで再びLINEの通知音。そろそろ着くのかな?と思い、スマホを手に取って確認すると、そこにはなんと「パパねー、明日の夕方帰るからお兄ちゃんと仲良くしておくんだよ。」との文言が。