年齢を重ねるにつれ、筋肉の衰えや顔の歪みが気になる……なんて方もいるのでは。日頃の疲れが蓄積され、それを解消せずにいると、肌のたるみや筋肉のクセで、朝からメイクがいまいちキマらない。そんなときはメイク前にひと手間かけてみて。顔という”土台”を整えて、メイク映えするのに役立つ「骨格トリートメント」の方法をご紹介します。

メイクをしているとき、「もう少し鼻が高かったら」「フェイスラインがシャープだったらいいのに」なんて思ったことはありませんか?

彫を深く出したいところやシャープに見せたいところには、シェーデングやシャドーを使って暗く影を付けたり、高く見せたいところはハイライトやコンシーラーを使って明るく光を集めたり。骨や筋肉に沿って工夫すると、自分の顔に似合うメイクができます。

一方で、大人女性のメイクはカバーすればするほど、メイクが重たくなって、余計に悩みが増えてしまうことも。まずはメイクの前にひと手間、顔の巡りや筋肉のクセを整えておくことで、肌も明るくハリが出て、メイク映えする立体感のある小顔に近づけますよ。

今回はベースメイクを美しく仕上げる「骨格トリートメント」のやり方をご紹介します。

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

■メイク前の下準備。骨格トリートメントのやり方

トリートメントを行うときは、美容オイルやクリームなど滑りの良い化粧品を使用し、摩擦で肌に負担をかけないように注意してください。

顔の緊張をほぐす

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

まずは、顔筋の緊張をほぐします。無意識につい力んでしまう頬骨の下にある咬筋を、手をグーにして円を描くようにしてゆっくりほぐしてください。このとき、奥歯を食いしばらないよう、口の力を抜きましょう。

フェイスライン

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

フェイスラインがぼんやりすると、顔のたるみやむくみが目立ち、太って見えたり老けて見えたりしてしまいます。

チョキの手を作り、第二関節を曲げて、人差し指の関節と中指の関節で顎の骨を挟んで、顎から耳の下まで流します。左右同時に15回程度。

ほうれい線

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

小鼻の横から頬骨の下を押したときに痛みやコリを感じる場合は、ほうれい線に注意。筋肉の衰えによって硬化したほうれい線をより深く長く見せてしまいます。

右手でグッドの手をつくり、左の小鼻の横に添えます。頬骨をしっかり捉え、押し上げるように力を加えて10秒キープ。これを左右交互に3回繰り返しましょう。

頬骨

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

頬骨周りの肉付きが良かったり、頬骨のハリが気になる方にしてほしいトリートメントです。握りこぶしの親指を立てたグッドの手で小鼻の横から頬骨をつかみ、親指から手根全体を密着させ、内側に向かって強い圧をかけながらゆっくり流す。横から、斜めからといろいろな角度で流しましょう。

次第に頬の高さが際立ち、肌が柔らかくなっていきます。頬骨の高さが出ると立体感が生まれ、横顔も美しく見えます。

鼻筋と目もとの彫

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

両手の指を軽く曲げ、中指の第二関節で鼻骨を挟み、小鼻の際から眼窩の下まで滑らせ、優しく圧迫します。3回繰り返して。

小鼻と目もとの彫がはっきりして、ノーズシャドウいらずのすっきりした鼻筋へと整っていきます。眼精疲労にも効果的です。

額のシワ・たるみ、眉間のシワ

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

筋肉の衰え、肌のたるみが原因で、額のしわに悩む方も少なくありません。額全体を、左右の中指と薬指を使って上下交互に強く動かし、前頭筋の筋肉を引き上げます。

引き上げるときに、とくに強めに圧をかけましょう。しわが気になるところは伸ばすように、眉間のシワがある方は眉間から眉山までをしっかりとほぐすように流していきます。

■スキンケアは「上げる」を意識して

これさえすればメイクが映える! 「骨格トリートメント」の簡単なやり方
(画像=『DRESS』より引用)

スキンケアをするときはm写真のように常に「上げる」という流れを意識しましょう。指の腹に少し圧を入れ、肌に摩擦の負担がかからないように化粧水を入れ込むとき、クレンジングなど滑りやすいときに行うことがおすすめです。

コリを感じるときはほぐしてから、円を描くようにくるくると圧をかけます。たるみを感じるときはしっかり引き上げるように行ってください。

■日々、美しさを積み重ねるように生きる

私の場合、20代のころと比べると、メイクのテクニックよりも、素顔の魅力やパーツの個性が引き立つメイクなど、自分に似合うメイク法が気になるようになりました。だからこそ、メイクの土台になる骨格から見直そうと。

年齢を重ねるにつれ、顔の歪みや筋肉の衰えが生じることで、顔にも変化が現れます。骨格マッサージをすると、血行循環が良くなって肌のトーンが上がったり、肌の弾力が蘇ったり、表情も豊かになります。顔のコリや滞りに気づけるのでエイジングケアにもなります。

年を重ねるごとに美しく在るためには、日々の変化を知って、そのときどきの自分に合ったケアをする――その積み重ねが大切なのだと思います。


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