子どものかわいい表情を写真におさめたい。でも、子どもは動き回ったり、カメラを向けられると緊張してしまったりと、なかなか思いどおりの写真を撮るのは難しいですよね。

実は意外と簡単なコツだけで、写真のうつり方が変わることをご存じですか?

この記事では、趣味でカメラをはじめたばかりの方でもマネできる子どもの一瞬の動きや表情を逃さないための簡単なコツをご紹介します。

[講師]ライター 大室さゆり

趣味でカメラをはじめたら?一瞬の表情を逃さないためのカメラの使い方とは

【カメラを趣味にして子どもの自然な表情を写真に残そう!】表情を逃さないコツとは
(画像=『トランカ』より引用)

撮影する前に、カメラがどんなモードを搭載しているか確認してみましょう。

モードを変えてみることで、いつも失敗してしまうポイントが改善できるかもしれません。

まずは、一眼レフ・デジタルカメラ・スマートフォンなど多くの機種に搭載されている簡単なモードでチャレンジしてみましょう。

連写モードを使う

動きや表情がコロコロと変わるところが、まさに子どものかわいさですよね。しかし、そのすべてを写真におさめるのは至難の業。そこで活躍するのが連写モードです。

連写モードは、短い時間に自動でなんどもシャッターを切るため一瞬のうつり変わりを上手に写してくれます。数秒間続けて撮ることができるので、絶対に逃したくない場面などで使用するのがおすすめです。後で見返したときにも表情に動きがあるためベストな1枚を選出することができます。  

顔認識モードを使う

顔認識モードとは、その写真内に写る被写体の顔を感知してピントを合わせてくれる機能です。そのおかげで、ピント調節が苦手な方でも子どもの表情をとらえることができます。

顔認識モードにはいろいろな種類があり、瞳を検知するものやピントを合わせたまま動く被写体を追ってくれるような便利な仕様もあります。手元のカメラに顔認識機能がついていたら、ぜひ活用してみましょう。

スポーツモードを使う

「とにかく走り回って写真がすべてぶれてしまう。」そんな問題も、子どもの撮影ではよく聞くお悩みです。この悩みを解決するには、”シャッタースピードの変更”と”スポーツモードの使用”という二つの方法があります。

その中から今回は、初心者にもおすすめの”スポーツモードの使用”をご紹介します。スポーツモードは、多くのカメラに搭載されている機能です。しかし、本格的なスポーツ撮影で使うモードと思われがちで意外と使っていない方も多いのでは。

実は、スポーツモードは走り回る子どもを撮影するのには最適なモードなのです。動いている被写体をぶれずに切り取ってくれるのでブランコに乗っているときなどの撮影にもおすすめです。

子どものかわいい表情を引き出すには?

【カメラを趣味にして子どもの自然な表情を写真に残そう!】表情を逃さないコツとは
(画像=『トランカ』より引用)

子どもは、カメラを向けるとどうしてもカメラを意識してしまいますよね。しかし、それでは毎回同じ表情になりがち。ここでは、そのときの自然な表情をおさめるためのコツをご紹介します。

自然な写真を撮りたいとき

ズーム機能を使う

至近距離でカメラのレンズを向けられると、誰でも意識してしまうもの。では、少し離れた場所から撮影してみるのはどうでしょうか。カメラのズーム機能を使えば、遊んでいる子どもに気付かれることなく遊んでいるときの自然な表情を写すことができます。

すこし離れて撮影する場合は必ず安全を確保し、ほかの保護者をそばに置くなどの工夫をしましょう。

何かに夢中になっているときがチャンス

子どもの表情で魅力的なのが、何かに情熱をかたむけているときの夢中な表情。まさに自然な写真を撮りたいときにはうってつけの瞬間です。集中しているときは動きもとまっているので、初心者でもうまく撮影することができます。

また、いろいろな角度から撮ることができるのもこのポイントの良いところ。少し上の方からカメラを構えたり、下から覗き込むように撮影するのもおすすめです。子どもならではの光景なので、たくさんとらえたい瞬間ですね。

目線をカメラにあわせてほしいとき

月齢の低い赤ちゃんなどは、カメラのレンズに目線を合わせることが一番の難題。この難題に対して有効なのは、興味を引くことです。これからご紹介する方法で、カメラ目線バッチリの一枚を撮影してみましょう。

小物を使う

自宅で、お気に入りのおもちゃがあれば撮影のときに持参しましょう。機嫌が悪くなった時にももちろん使えますが、カメラ目線を引き出すためにも一役買ってくれます。ポイントは、カメラの上にお気に入りのものを配置すること。そうすることで、まるでこちらを見ているかのような写真を撮ることができます。

会話をしながら撮る

赤ちゃんにとってなによりもうれしいのは普段のママやパパとの会話です。小物がないときは、ただ普段の会話をしてあげるだけでも良いのです。歌やお話、手遊びなどが立派な撮影材料になります。このとき、カメラは見えない位置に構えるか自分の顔の横に構えると良いでしょう。