金沢はライトアップバスが運行されるほど、夜のライトアップが充実している街。兼六園や金沢城公園、金沢21世紀美術館などの人気観光スポットも夜には美しくライトアップされます。幻想的な金沢の夜の風景を楽しめる20のスポットと、金沢ライトアップバスについてご紹介します。
1.金沢駅の鼓門
金沢駅のシンボル「鼓門」。伝統芸能に使われる鼓をイメージしたデザインで、完成したのは2005年3月20日のこと。2011年にはアメリカの旅行雑誌『トラベル&レジャー』のWEB版にて、世界で最も美しい駅14選のうち6位に選ばれました。ライトアップは日没〜0時まで。
2.兼六園
- 冬の兼六園ライトアップ
日本三名園のひとつであり、金沢を代表する観光スポット「兼六園」。夜にはライトアップされ、昼間とは違う美しさで訪れる人を魅了します。兼六園のライトアップは開催期間が限定されていますので、ライトアップを見たい!という方は開催日程を確認しておでかけくださいね。名物の雪吊りライトアップが楽しめる冬の時期が特におすすめです。
2021年度のライトアップ開催日程
・観桜期:3月27日(土)から4月2日(金)18:00~21:30
・春の段:4月30日(金)~5月4日(火・祝)18:30~21:00
・初夏の段:中止
・ホタル観賞会:7月2日(金)、3日(土)、9日(金)、10日(土)19:30~21:30
・夏の段:中止
・秋の段:11月6日(土)~28日(日)17:30~21:00
・冬の段:2022年1月末~2月中旬 17:30~21:00
3.ひがし茶屋街
金沢の三大茶屋街のひとつ「ひがし茶屋街」。昼間は多くの観光客でにぎわう茶屋街も、夜になればあの賑わいがウソのように静けさが訪れ、どこからともなく三味線の音が聞こえてきます。少ない灯りに照らされた石畳、石畳に沿うお茶屋建の家々が、城下町の風情たっぷり。雨の多い金沢ですが、雨に濡れた石畳が光に照らされ反射する光景も味わい深いですよ。
4.主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)
ひがし茶屋街から歩いてすぐ、浅野川沿いにお茶屋建の家々が並ぶ「主計町茶屋街」。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。観光客でにぎわう「ひがし茶屋街」よりも「主計町茶屋街」のほうが風情があって好き、という人もいるほど、密かに人気を呼ぶスポットです。特に夜は、街灯の灯りと建物から漏れる明かりで素敵な雰囲気を味わえます。
5.にし茶屋街
金沢の三大茶屋街の3つめは「にし茶屋街」。ひがし茶屋街、主計町茶屋街からは離れた場所にあります。規模は小さいながら、最も多くの芸妓さんがいる茶屋街。出格子が風情ある茶屋様式の建物が軒を連ね、今なお料亭や芸妓置屋があります。夜には格子戸の奥から聞こえてくる三味線の音色が心地よく、しっとりとした金沢の夜を演出してくれます。
6.長町武家屋敷跡
加賀藩士が住んでいた屋敷跡で、現在でも市民生活が営まれている「長町武家屋敷跡」。石畳に土塀の続く町並みに風情を感じ、昼間は観光客も多く見られます。しかし夜になるととても静か。付近のお店は閉まってしまいますが、しっとりとした情緒を味わいたいなら断然夜に訪れるのがおすすめです。
7.金沢城石川門
- 金沢城・石川門
加賀百万石のシンボル「金沢城」。明治以降に建てられた木造のお城としては日本最大規模です。兼六園に向かいあう「石川門」は、国の重要文化財に指定されています。天明8年(1788年)に再建されたもので、かつては搦手門(からめてもん)と呼ばれる裏門でした。 日没から21時までライトアップされ、真っ暗な夜に美しく浮かび上がります。