12月10日よりアメリカで上映開始となった、不朽の名作ミュージカル作品の劇場版『ウエスト・サイド・ストーリー』。監督のスティーヴン・スピルバーグが、作品内のスペイン語セリフに英語字幕をつけなかった理由を明らかにしている。

この作品は、大部分が英語のセリフや歌で占められている。しかしラテン・アメリカ系の人々が話すセリフはスペイン語で、一切の英語字幕が添えられていないのだ。

スティーヴン・スピルバーグはIGNのインタビューに対し、この映画を製作する上でオーディションを行うにあたり、「両親や祖父母、もしくは本人がラテン系の国出身でない人物のオーディションは受け付けないようにした」と語り、「僕たちはとくにプエルトリコでたくさん探すことにしたんだ。この映画には、20人ものプエルトリコ出身、もしくはニューヨーク出身のプエルトリコ人パフォーマーが出演しているよ」と続けた。