ピン芸人のエハラマサヒロさんは3女2男7人の大家族。家族でのテレビ出演や、総視聴回数1.2億回超えのYouTube「エハラ家チャンネル」でおなじみの人もいるかもしれませんね。

「夫が家事をやってくれない」悩む32歳女性に5人の子を持つエハラマサヒロさんが答える
(画像=『女子SPA!』より引用)

そんなエハラさんが、子どもたちの成長の日々を中心に、ほっこり笑顔になる大家族を自ら描いたコミックエッセイ『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』を11月26日に上梓しました。  本の最初では4人だった子どもたちも、新たに次男が誕生。その様子をおさめた「次男の出産フォトドキュメント」など、マンガに加えて、「大家族を支えるママインタビュー」「エハラ夫妻の人生相談」も収録されています。  今回はその中から「夫が家事をやってくれません」という悩みへのエハラ夫妻の回答を紹介します!(以下、『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』より抜粋) 【マンガを読む】⇒マンガ「子だくさん芸人の願い」

エハラ夫妻の人生相談

Q.夫が家事をやってくれません。  結婚7年目で5歳の子どもがいます。お互いフルタイムで働いているにもかかわらず、家事育児は基本的に私がやっています。頼めばやってくれても、頼まないと動いてくれないし、あまり言うと機嫌が悪くなります。家事を夫婦でうまく分担するにはどうしたらいいでしょうか? この状態がずっと続くのかと思うと、嫌になる時があります。(32歳・D子) A.「相手が大変な思いをしている」ということを、どう気づかせるか。 パパ:これは多分、世の中の8割以上の奥さんが持っている悩みですよね。うちはママが専業主婦で、家事が得意だからほとんどのことはお願いしていて。僕は子どもと遊んだり、勉強を見たり、テンションを上げたりする係。だから偉そうなことはまったく言えません。ママはどう思う? ママ:パパに得意そうなことを見つけてもらうとか? 何かしら嫌じゃないものがありそうだよね。 パパ:掃除、洗濯、洗濯もの干し、洗濯もの畳み、食器洗い……。 ママ:洗濯は嫌だけど、畳むのは逆に好きかもしれないし。 パパ:自分も掃除はすごく苦手だけど料理なら得意。でもD子さんの旦那さんは、頼めばやってくれるんやもんね。 ママ:言わないと伝わらないっていう男の人は多いんじゃないかな。

「家事、めちゃ大変やん!」って気づいた

「夫が家事をやってくれない」悩む32歳女性に5人の子を持つエハラマサヒロさんが答える
(画像=『女子SPA!』より引用)

パパ:僕も気づかない部分はあると思う。でも言われたらもちろんやるし、不機嫌になんてなるわけない。なぜなら「家のことを、想像以上にちーちゃんがやってくれている」ということが、ここ数年でわかったから。4、5年前までは地方営業に出まくってて、「お笑いの仕事もまだまだ増やしていかなあかん」とか仕事のことばかり考えて、正直、家事のことは頭になかった。子どもとは遊ぶけど、他はお任せ、みたいな。主婦がどれだけきついもんかって、そこまでわかっていなくて。 ママ:ふうが小さかった頃までは、週末もワンオペだったもんね。当時は、とにかくパパには仕事を頑張ってもらう時期だと思っていたから、頼るわけにはいかなかった。 パパ:でも、3姉妹の成長を見てて、ふと「中学に入るまでが一番、子どもとおれる時間や」と思って。それで一緒にいる時間を増やそうと思って、外の仕事を減らして、家でできる仕事を増やしていったんだよね。で、家のことを手伝いだしたら「家事、めちゃ大変やん!」って気づいた。ちーちゃんを大尊敬したし、「世のママさんはそりゃ大変やわ」って。でも男は、その大変さは100%わかってないから。 ママ:パパは変わったよね。仕事帰りに必ず「何かいる?」って聞いて、スーパーで買い物して来てくれるようになった。ひとりなら数分で済むことも、子連れだと何倍も時間がかかるから助かってる。 パパ:今は手が空いていれば「なんかやろか?」って聞くし、「細かいことは俺やっといたよ」みたいなのも増えたと思う。大変さを知って「負担をこれ以上かけたくない」って思ったから。ただ、僕は自分で仕事内容をある程度コントロールできる職業だから家事の大変さに気づけたという、特殊な解決方法だったと思う。普通は気づいてもらえるまでが大変! あと、部屋が汚れていても旦那さんは問題ないと思ってるとか、夫婦で感覚が違うことも結構あるもんね。