ひときわ静けさの増す冬の青い池

静かな森で雪と光の演出を、北海道・美瑛の青い池ライトアップ1.jpg
(画像=まきまき、トリップノートより引用)

青い池は美瑛駅から約17kmの地点にあり、周囲は深い森に囲まれているためとても静かです。雪で覆われる冬はひときわ静けさが増し、まるで別次元にでも迷い込んでしまったかのような不思議な感覚に包まれます。

晩秋あたりまでは池の青さが伺えますが、真冬は水面が凍りその上に雪がかぶるので、池の特徴であるブルーの水は見られません。けれど張り詰めた空気と静寂の中で、冬だからこそ表れる神秘を感じることができるでしょう。雪の下に大きな命が音を立てずに眠る、そんなイメージさえ湧いてきそうです。

辺りは一面真っ白で、池と地面の境がわからなくなるため、安全を考慮して歩道は狭い範囲で解放されています。一部凍結していない部分を遠くに見ると、やっとここが池だと認識できるほどで、朽ちたカラマツの木々がまた、なんともいえない雰囲気をかもし出しています。

ライトアップは雪と夜空と光の演出

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(画像=まきまき、トリップノートより引用)

夕方17時、いよいよライトが点灯します。ここでは32機のLEDが設置され、様々な角度から光の演出が行われます。暗闇に浮かび上がる冬の青い池は、ただ幻想的できれいなだけでなく、あるときは華やかに、そしてあるときは物静かに、次々と表情を変える光の舞台です。

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(画像=まきまき、トリップノートより引用)

野外のイベントを楽しむにはお天気がどうしても気になりますが、このライトアップは冬に一番多い曇り空に合わせて作られているそうです。そして晴天の日には、夜空に現れる星々とのコラボに支障がない明るさに設定されているのだとか。もちろん雪の日には、空に舞う粉雪がさらに効果的に演出されるので、どの日も天候を気にせず鑑賞ができそうです。

静かな森で雪と光の演出を、北海道・美瑛の青い池ライトアップ1.jpg
(画像=まきまき、トリップノートより引用)

吹雪の日は特にオススメらしく、よほどの悪天候でない限り鑑賞は可能です。雪が降るのを待って何度も通う人もいるくらい、青い池には降雪がよく似合います。それは夜景とも夜桜とも別物の、雪だからこその美しさと言えるでしょう。

美瑛駅から青い池までのアクセス

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(画像=まきまき、トリップノートより引用)

タクシーで向かう場合

個人で向かう場合は美瑛駅からバスかタクシーで行き来することになります。じっくり撮影したいなど、時間を気にせずマイペースに行動したい方にはタクシー移動がオススメです。その際の所要時間は美瑛駅から約20分、片道5,000円以内で行けるようなので、詳しくは駅前のタクシー会社に問い合わせてみてください。帰りのみ利用したい場合も、青い池入り口の駐車場まで迎えに来てくれます。

バスで向かう場合

できるだけ経費を抑えたい方にはバス移動がオススメです。ただ料金は安く済みますが、終バスの時間が早いのでその分注意が必要です。美瑛駅からの所要時間は約30分で、料金は片道540円。冬季は余計に時間がかかる場合がありますので、余裕をみて移動してください。

ライトアップのスタート時間に合わせるならば、美瑛駅近くの旭川信用金庫前のバス停から16時6分のバスに乗り、白金青い池入り口で下車します。帰りは18時19分のバスが最終で、滞在時間としては十分楽しめると思いますが、終バスを逃したら山の中に取り残されてしまいますので、バス停には早めに向かうようにしましょう。

のんびり温泉宿泊プランも

ゆっくりと過ごしたい場合は白金温泉に宿泊し、宿の送迎で青い池へ向かうのがオススメです。出発時間や滞在時間などは、宿泊先にお問い合わせください。寒い雪の中でライトアップを楽しんだ後に白金温泉で温まる。美瑛を満喫できる最高のプランですね。

ライトアップの期間は2019年11月1日〜2020年4月30日まで(時間など詳細はこちらでご確認ください)。防寒対策と足元には十分注意して、普段はあまり見ることのできない真冬の夜の森を、是非訪れてみてはいかがでしょうか。


提供・トリップノート

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