1日目はひるがの高原 牧歌の里を訪れた後、夜は白川郷周辺の合掌造り民宿に宿泊、2日目は白川郷合掌造り集落、飛騨古川をめぐる、岐阜1泊2日おすすめ観光モデルコースをご紹介します。
1日目午後:花畑や動物が出迎えてくれる「ひるがの高原 牧歌の里」へ
岐阜まで移動してきたら、まずは「ひるがの高原 牧歌の里」を訪れましょう。岐阜県奥美濃の標高1,000mに広がる「ひるがの高原」にある、自然と動物と食のテーマパークです。
約4万5,000㎡の広大な花畑に四季折々の花が咲き誇り、春の花の代表は、5月上旬から咲き始める、30万球24種類のチューリップ。そして夏の花の代表は、6種類1万株のラベンダー。7月上旬にオカムラサキなどの種類が見頃を迎え、その後遅咲きのラベンダーがつづき8月上旬まで楽しめます。
秋にはマリーゴールド、スーパーチュニア、サルビアなどがパッチワークのように咲き、ゴールデンピラミッドが咲く10月中旬まで花のリレーがつづきます。
園内では馬やアルパカ、ヤギ、羊などの動物とふれあったり、パンやピザ、スノードーム、オルゴールづくりを体験したりも可能。グルメスポットも充実し、ひるがの高原の絶景を眺めながら飛騨牛をいただけるバーベキューハウスなどがあります。遊びつかれたら、温泉で癒されて。
1日目夜:白川郷周辺の合掌造り民宿に宿泊しよう
ひるがの高原 牧歌の里の散策を終えたら、そろそろ1日目の宿へ。翌日の目的地である「白川郷合掌造り集落」周辺の施設に宿泊するのがおすすめです。合掌造りの家を利用した民宿が複数あるので、ぜひ宿泊先に選んでみては。また時期によっては、夜は白川郷合掌造り集落のライトアップも楽しめますよ。
2日目午前:世界遺産「白川郷合掌造り集落」を散策しよう
2日目の午前中は「白川郷合掌造り集落」とその周辺を散策してみましょう。
白川郷合掌造り集落は、1995年に世界遺産に登録された合掌造り集落です。江戸時代末期から明治時代末期に建てられたものがほとんどで、大小あわせて100棟あまりの合掌造りの建物が並び、今なお実際に生活が行われています。
100棟あまりの建物の中でも特に人気の家屋や、集落を見渡すビュースポットなど、白川郷とその周辺の見どころを以下に紹介しますので、時間の許す限り巡ってみてください。
「であい橋」を渡って集落へ
村営せせらぎ公園駐車場から、この「であい橋」を渡り、世界遺産の合掌造り集落に向かいます。橋の長さは107m。コンクリート製ですが、一度に多くの人が渡るとなかなかの揺れ。自然豊かな庄川の眺めが美しく、景色を楽しみながら、いよいよ出会う合掌造りの絶景に思いを馳せてみて。
集落を代表する合掌造りの家屋「和田家」
平成7年(1995年)に国の重要文化財に指定された「和田家」は白川郷に現存する合掌造りの家屋のなかでは最も規模が大きく、3階建ての1階・2階の一部を一般公開しています。
1Fには、和田家が結婚式などで使った漆喰の器などが展示されており、2Fでは、養蚕の道具やからぶき屋根の骨組みなどを見ることができます。
和田家は江戸時代に名主などをつとめた名家で、築300年たった現在も住居として使用されています。
集落を見渡せる「荻町城跡展望台」
「荻町城跡展望台」は、世界遺産・荻町の合掌造り集落を見渡せる絶景ビュースポットです。室町時代にこの地をおさめていた内ヶ島為氏(うちがしま ためうじ)の家臣・山下氏勝の居城だった場所として知られています。
歩いていく場合、合掌造り集落から坂道を15分ほど登る必要がありますが、展望台近くには駐車場があるので車で訪れることも可能。また、展望台へ行くシャトルバスも運行しているので、こちらを利用するのもおすすめです。
4階建ての合掌造り家屋「神田家」
「神田家」は江戸時代後期に10年もの歳月をかけて建てられた、4階建ての合掌造りの家屋です。荻町集落にあり国の重要文化財でもある和田家の次男が分家したのがはじまり。
白川郷で見学できる合掌造りの家屋のなかでも人気のある家屋のひとつで、敷地内には庭や池もあります。4階の窓からは白川郷の合掌造り集落を眺めることができます。
3つの合掌造りが並ぶ「白川郷 かん町」
白川郷といえば「荻町」の合掌造り集落がよく知られていますが、観光ポスターなどでよく見る景色は、「かん町」の3つの合掌造りが並ぶ光景ではないでしょうか。荻町からは少しはずれた南のほうにあり、田んぼの水面に家屋が映る風景は見応えがあります。冬には雪深いなかに佇む家屋が幻想的です。