お金が貯まらない理由をあなたは知っていますか? 「お金が貯まらない」と感じている人はたくさんいますが、その理由は人によってさまざま。今回は、お金が貯まらない理由を性格や行動パターンから4つのタイプに分類してご紹介します。
なかなかお金が貯まらないという人は多いと思いますが、
なぜお金が貯まらないか、その原因がはっきりとわからない人もいるかと思います。
お金が貯まらない理由を自分できちんと把握するのはけっこう大変。
自分で思っている原因とは違うところで無駄遣いが発生していたり、うまく貯金ができていなかったりする可能性もあります。
そこで今回は、お金が貯まらない理由をパターン別にご紹介します。
収入はあるのに出費が多い「浪費家」タイプ
収入は十分にあるはずなのに、出費が多いがゆえに「収入<出費」になってしまうタイプです。
たとえば、下記のようなタイプがこのパターンにあてはまります。
・手取り収入は同年代の友達よりも多い自覚がある
・家計簿が続かない
・自分の支出の内訳をあまり把握していない
・買い物や旅行が好き
・コーヒーやチョコ・アイスなど、毎日口にするほど好きなものがある
・趣味が多く、いろんなことに手を出している
多趣味で社交的な性格で、人間関係のトラブルも少なく、周囲の人から愛される器用なタイプ。
しかし、その一方で付き合いが増えて出費がかさんだり、
支出の管理が支出のペースに追いつけなくなってしまったりしているのではないでしょうか。
器用で仕事ができる人も多いので、手取り収入は同年代より多いかもしれませんが、それを上回る出費のせいで貯金にまわすお金がなくなっているようです。
また、毎日何気なく少額の出費をしていることも多く、
自販機で飲み物を買ったりコンビニでお菓子を買ったりしていませんか。
少額であっても、毎日積み重ねれば大きな出費に。
まずは普段の生活で無意識に出費していないか、遊びすぎではないかをチェックしてみてくださいね。
単純にムダな出費が多い「無駄遣い」タイプ
収入の過多に関係なく、「無駄な出費」が多いために収支のバランスが崩れて「貯金するほどお金に余裕がない」という状況になってしまっているのがこのタイプです。
収入に見合う出費に抑えなければならないのですが、
「無駄か無駄じゃないか」の選別が苦手な人もいます。たとえば、このようなタイプです。
・手取り収入は同年代の友達より多いか同じくらいだ
・人がいいと言われる
・コンビニやドラッグストアが好き
・ネット通販でモノを購入することが多い
・友達や家族にプレゼントするのが好き
・部屋の片づけが苦手
・にぎやかなのが好きで常に多くの友人と連絡を取っている
基本的には「いいひと」で、周囲からの印象もいい人が多いです。
ただ、一方で仕事になると優しすぎてきっぱり断ることができず、
厄介ごとを押し付けられることもあるかもしれません。
そういった優しさが、お金の前では優柔不断さに変わってしまいます。
「まあいいや」と敢えて損をする道を選んだり、「ちょっとくらいいいかな」と払わなくていいお金を払ってしまったり……。
揉め事を嫌い、飲み会などでも
「いさかいになるくらいなら自分が出すよ」
とお金を追加で出してしまうのも、このタイプの人に多いですね。
ただ「払う義務がないもの」を払っていたり、
「もっと安く手に入れられるもの」をわざわざ高い値段で買ったりすることは、はっきり言えば無駄遣いです。上手に断ることを覚えましょう。
また、無駄遣いか無駄遣いではないか自分では判断がつかないときは信頼できる友人に相談してみてもいいでしょう。
まずは「無駄遣い候補」をピックアップし、一つひとつ吟味することから始めましょう。
お金に関心がない「無関心」タイプ
もっとも厄介なのが、お金そのものにそれほど関心がない人です。
漠然と「貯金しなきゃ」と思ってはいるものの、
お金そのものやお金を貯めることに大した関心がない……。
そのため、貯金のモチベーションも低く
お金を貯めるという具体的な行動に出ることができない人が多いです。
・他人の収入にあまり関心がなく、同年代の友達と収入を比較することがない
・趣味はあるが没頭するようなことはない
・保険のしくみや預金の利率や利息についてあまり調べたことがない
・貯金しなきゃいけないとは思うがまだ具体的な行動に出ていない
・毎日もっと楽しいことがあればいいのにと思う
・貯金しなきゃいけない理由は「老後のため」というのが一番大きい
「貯金しなきゃいけない」という漠然とした焦りはあるため、
自分がお金に対して関心が薄いことに気が付きにくいのですが、一度自分を振り返ってみてください。
「保険に加入したほうがいいのかも」
「お金を預けるなら金利が高いほうがいいな」
と思って、実際に調べたり人に話を聞いたりしたことがない人は、
他の人よりもお金に対する関心が薄いのかもしれません。
また、「お金のことはよくわからない」と自分で思い込んで何も行動していない人もこのタイプには多いはず。そこで思考停止してしまって、お金を貯めるための具体的な行動に出ることは少ないでしょう。
しかし、そのままではいつまで経ってもお金が貯まりません。
まずは、漠然とした目標のために貯めるのではなく
「マイカー購入のための頭金」
「欲しかった趣味道具の購入のため」
「引っ越しの資金を貯めるために」
というように、短期的な目標を立ててお金を貯めてみましょう。
具体的な目標金額と期間が決まれば、貯金の計画も立てやすいはずです。
まずはお金を貯めてそれを使う、というところまでを自分でやってみましょう。
欲しいものがあったらすぐ買ってしまう「衝動買い」タイプ
衝動的な行動が多く、貯金に一番不向きな性格と言えるこのタイプ。
計画的な行動を嫌い、自由気ままに行動するがゆえに、危機的状況に陥りやすく、お金を使わなければならないシチュエーションに自ら飛び込む傾向にあります。
・楽しいことや賑やかなことが好きだが、ひとりの時間も大事にしたい
・情熱的なほうである
・計画を立てても計画倒れになることが多い
・取りたい資格がたくさんある
・欲しいと思ったものは手に入れないと気が済まない
衝動買いをしてしまう、という自覚があるのであれば、まずはそこから改善していきましょう。
「欲しい」と思っても、その場で購入するのはストップ。
インターネットでもっと安く手に入らないか探してみたり、もっと安くていいものがないか調べてみたりと、購入する前に「調べる」というワンクッションを置くよう心掛けてみてください。
また、「1カ月経ってもどうしても欲しいと思ったものだけ買う」など自分で”冷却期間”を決めるのもポイント。
計画倒れするのも、
「かなり現実的な目線で見て目標を定める」
「理想よりちょっと低めのハードルを設ける」
「タイムスケジュールを決める」
などのちょっとしたコツで防ぐことができます。
目標金額よりお金を使いすぎる場合も、支出の計算をするときにビシッと決めるのでなく「現実的に考えて」少し多めに見積もったり、目標金額を「現実的に考えて」少し多めに設定したりするなどの対策を。
とにかく、このタイプの方は「我慢すること」に慣れましょう。
■お金が貯まらないのは自分を知らないから
お金が貯まらないというひとつの結果に対しても、
その人の性格や生活習慣、生活環境などのさまざまな要因が作用するため、いろんな理由や原因が考えられます。
ここでは性格的な側面から、お金が貯まらない理由を見てきましたが、ほかにも生活習慣や環境などの要因でお金が貯まらない可能性もあるので、もう一度自分の生活を客観的に見つめ直してみてくださいね。
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