冬の味覚「ズワイガニ」を食べに、カニ旅行を計画している人も多いのではないでしょうか？今回は筆者の実体験を踏まえ、温泉宿で提供されるズワイガニの会席プランの中でもよくある3種類（冷凍ガニフルコース・タグ付きガニフルコース・カニ以外のメイン料理とズワイガニの会席）を比較していきます。
冷凍ズワイガニのフルコースのプラン
まず始めに、冷凍ズワイガニのフルコースプランの特徴について、紹介していきます。
【その1】リーズナブルに、ズワイガニが食べられる
そこまで質に拘らず、ズワイカニをリーズナブルに食べたい人は、冷凍ズワイガニのフルコースのプランがおすすめ。ズワイガニのプランの中では、一番リーズナブルなことが多いです。それでいて、カニ刺し、茹でガニ、焼きガニ、カニの天ぷら、カニ鍋等、様々な食べ方で食べられます。
【その2】お腹いっぱいになる
一般的に「フルコース」と言われるコースでは、ズワイガニを約2杯分食べる点や、終盤のカニ鍋の〆には鍋の出汁を使った雑炊をいただくパターンが多いので、お腹いっぱいになります。ですので、昼食は軽めにし、間食を控えたほうが無難です。
【その3】カニの殻を剥くのに疲れ、食事時間が長くなる
フルコースなので、最初から最後までカニの殻を剝きっぱなしの状態が続きます。最初はそんなに疲れませんが、食事が進むにつれて、だんだん疲れてくるでしょう。
宿やプランによって異なりますが、筆者が特に疲れを感じたのが、焼きガニとカニ鍋の時です。使用されているカニの足の本数が多く、熱いので、カニの殻を剥くのに時間がかかってしまいます。そちらが結果として、疲れに繋がります。
そして最終的には、フルコースを食べ終わるまで約2時間半程かかるなど、食事の時間が長引くという事もあります。
タグ付ズワイガニのフルコースのプラン
次に、タグ付きズワイガニのフルコースプランの特徴について紹介していきます。「タグ付き」とは、産地がはっきりしているカニだという事を証明しており、品質が保証されている、という意味です。お墨付きを得たブランドカニと言えます。
【その1】満腹度合いは冷凍ズワイガニのフルコースに比べて高い
タグ付ズワイガニは、冷凍ズワイガニと比べて、身がぎっしり詰まっているように感じます。同じフルコースでも、満腹度合いは冷凍ズワイガニよりも、こちらのほうが高いです。寧ろ、はち切れそうになる程。ですので、少食の人にはあまりおすすめ出来ません。冷凍ズワイガニのプラン同様、昼食は軽めにし、間食は控えましょう。
【その2】値段は格段に高いが、それだけのお金を払う価値がある
値段は今回紹介したプランの中では、いちばん高いです。しかし、それだけのお金を払う価値があると感じています。何といっても、カニの質がアップします。特に、カニ刺しはその違いがよく分かります。
その他、冷凍ズワイガニのフルコースにはない、カニ味噌の甲羅焼きやメスのズワイガニも食べられるので、カニの質に拘りたい人や、メスのズワイガニも食べてみたい人におすすめです。
【その3】カニの殻を剥くのに疲れ、食べ終わるまでに時間がかかる
こちらも冷凍のズワイガニ同様、カニの殻を剥くのに時間と体力を使うので、食事が進むにつれて徐々に疲れてきます。そして冷凍ズワイガニのフルコース同様、食べ終わるまでに2時間半～3時間程かかります。
