季節の変わり目は、服やコスメを始めとしたあらゆるものに対して物欲が沸く季節。ある程度、セーブできれば良いのですが、浪費グセがある人はついつい、後先考えずに散財してしまうことってありますよね。かくいう私も浪費グセが激しかったのですが、あることをキッカケに物欲がパッタリなくなったのです。今回は、そんなライター・角の浪費グセが治ったエピソードをご紹介します。
収入に見合わない買い物を繰り返す
20代前半は職を転々としていたこともあり、安定した収入を得られなかった私は、貧乏のくせに物欲だけは旺盛で、いつも無駄な買い物を繰り返していました。その多くは洋服・小物類に始まり、趣味の漫画や画集に消えていくのです。漫画なんかは一冊500円くらいなので散財しているという感覚がないので本当に困ったもの。ひどい時は、一日2冊ほど購入していました。そこに大打撃となったのが、携帯代。今ほどパケット通信料に対応するプランが豊富ではなかったので、月の携帯代が1万5千以上するのはザラでした。
当時、月収20万を切る私の収入にとってはこの無駄な散財は、貧乏暮らしに拍車をかけるものでしたが、実家暮らしに甘えそんな暮らしを数年は続けていました。もちろん、家にお金を入れることもしていなかったです。今思えば怠惰な生活の極みだと自分で反省しています…。
散財グセが治ったのは、ある活動がキッカケ
自他共に認める金銭感覚のない私が無駄にお金を浪費することがパッタリなくなったのは25歳の春。ちょうど、このタイミングは自分がファッションスタイリストとしてフリーで活動しようと決めた時期でした。そのための経営学を学んだり、独自のメディアを作るためにSNS活動に一生懸命になっていたため、お金を使うことよりも自分でお金を生み出すにはどうすれば良いのかということに画策する方が断然楽しくなっていったのです。
そうなると、お菓子一つを購入するにも「このお菓子を買う必要性は何だろう」、「思わず手に取ってしまうのはパッケージデザインに魅力があるからなのかしら…?」と、自分自身の購買意欲を分析するようになって買い物というより、それはもはやリサーチするためにショップに足を運んでいくように気持ちが変化していました。