来年1月31日(現地時間)に開催される「第64回グラミー賞」で、主要3部門含む計7部門にノミネートされたビリー・アイリッシュが、今年7月に発売されたニュー・アルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』からの収録曲「Male Fantasy」のミュージック・ビデオを公開した。

同MVはビリー本人が監督、編集を務めた。ビリーは過去に10作のMVを監督したことがあるが、編集まで行ったのは今回が初めて。

ビリーはこの興奮を自身のインスタグラムで述べており、「初めて一人で編集したけど、かなり楽しい作業で、とっても満足。最初から最後まで最高の経験だった。ぜひ見て❤」とコメントしている。

「Male Fantasy」は、最新アルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』のラストに収録されている、せつない失恋ソングだ。「あなたを吹っ切るなんて無理だ / 何をやっても / そうしなきゃと分かっているけど / 絶対嫌いになんかなれない」と歌っている本楽曲について、ビリーは「この曲は、希望のない現実を認識したときに書いたもの。気付きたくないことに気付くのは本当にこわい。」と話している。

ビリーは、「第62回グラミー賞」で主要4部門を独占し、39年ぶりの快挙を女性として初、そして史上最年少18歳で成し遂げた。さらに、今年のグラミー賞でも、最も権威がある「年間最優秀レコード賞」を最年少19歳2年連続で受賞。

さらに、最新アルバムからの表題曲「Happier Than Ever」は、2022年1月21日(金)より全国公開の映画『真夜中乙女戦争』の主題歌に決定している。