2021年、韓国ではどんな話題・イシューがあったのでしょうか?
コネストの「最新の韓国ニュース」コーナーの中から、特に話題性の高かったテーマ10件をまとめてみました!

【1】新型コロナウイルス感染拡大2年目、ワクチン接種開始

コネストが選ぶ2021年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

ワクチン接種会場の一例
2020年の2月頃から韓国でも感染が広まり始めた新型コロナウイルス。感染拡大から1年経って、アストロゼネカ社、モデルナ社、ファイザー社などが開発した新型コロナウイルスワクチンが韓国にも供給がはじまり、2月26日にワクチン接種が開始。3月20日に2回目のワクチン接種がはじまりました。

年齢別に接種がはじまり、2021年11月末日時点で2回目のワクチン接種完了率は人口の80%に達しました。しかしながら11月中旬から1日の新規感染者は3千名を超える日々が続き、12月には5千名、そして7千名を超える日も。
また、5月には変異株のデルタ株、11月にはオミクロン株が報告されるなど相次ぐ変異株の登場により、今後の動向の予測は難しく、来年も引き続き「ウィズ・コロナ」社会を経ながら、日常生活が少しずつ回復していくことが期待されます。

【2】市長選挙・大統領候補選挙の結果は?

コネストが選ぶ2021年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

尹錫悦氏(左)と李在明氏(右) 資料写真=(聯合ニュース)
4月にソウル市、釜山(プサン)市という韓国の2大都市の市長選挙が行われました。両市ともに、最大野党の「国民の力(クンミネヒム)」から出馬したオ・セフン氏、パク・ヒョンジュン氏がそれぞれソウル市長、釜山市長に当選し、与党に緊張が走りました。

また、来年3月の大統領選挙に先立って、各政党で大統領候補者選挙が実施され、与党「共に民主党」からは元・京畿道(キョンギド)知事の李在明(イ・ジェミョン)氏が候補に。

野党第一党の「国民の力」からは、元・検察総長の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏が候補にそれぞれ選出され、大統領選挙はこの2名による一騎打ちとなることが予想されています。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の後任・第20代大統領を決める大統領選挙は3月9日(水)に実施予定。新しい大統領は5月10日に就任し任期は5年。2027年まで務めます。
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【3】急がれる不動産不正投機防止、価格高騰改革

コネストが選ぶ2021年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

3月には、LH韓国土地住宅公社の職員らが内部情報を不正に利用し、再開発予定地の土地を投機目的で不正に購入した事件が明るみになり、社会全体を揺るがすニュースとなりました。

10月には城南(ソンナム)市の大庄洞(テジャンドン)の土地開発において、一部の民間企業が異常な配当金を受け取っていることが判明し、当時の城南市長で、大統領選挙候補者の李在明(イ・ジェミョン)氏の関与疑惑も浮上。

不動産関連のニュースが連日のように報じられた1年となりました。
ここ数年、ソウルのマンションの売買価格と家賃が大幅に上昇しており、ソウル近郊の都市での人口が急増中。文在寅(ムン・ジェイン)政権では達成できなかった不動産問題の改革が、次期大統領に大きく求められています。