城単体としては唯一、世界遺産にも登録されている姫路城や、現存する最古の五重六階の天守をもつ松本城、千鳥城の別名をもつ入母屋破風の屋根が見事な松江城など、天守が国宝に指定されている日本の5つの城を一挙にご紹介します!
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1.姫路城(兵庫県)
昭和6年(1931年)に大小天守と渡櫓等8棟が国宝に指定された姫路城。1993年12月には、奈良県の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に登録されました。
現在の大天守は、慶長14年(1609年)に建築されたもの。2015年には約5年の歳月をかけ「平成の大修理」と呼ばれた大天守の保存修理を終え、築城当時の美しい姿へと蘇りました。目をうばわれる真っ白な姿は白鷺が羽を広げたようで、「白鷺城」との愛称で親しまれています。
2.松本城(長野県)
戦国時代の永正年間に造られ400年以上の歴史をもつ松本城。五重六階の天守としては現存する最古のもので、昭和11年(1936年)に国宝の指定を受けました。
五重六階とは、外からは5階に見えるのに、内部は6階建という秘密の階が存在する造りのことで、戦国時代ならではの敵を欺いた建築様式です。最上階までは階段を上っていきますが、その段数は約140段で最大傾斜が61℃とかなり急な階段となっています。
3.松江城(島根県)
慶長16年(1611年)に堀尾吉晴により築城された松江城。平成27年(2015年)に天守が国宝に指定されました。江戸期以前から今日まで現存している天守閣は全国に12城で、そのうちのひとつがこちらの松江城です。
千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風(いりもやはふう)の屋根が見事なことから、別名・千鳥城とも呼ばれています。天守閣の最上階からは松江市街を一望する景色を楽しめます。
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