朝食におすすめな「アートホテル」
郷土料理の朝食バイキングが人気
アートホテル盛岡の最大の魅力は朝食バイキングにあります。「岩手の郷土・食財を感じる」がテーマの朝食で、郷土料理や地元で人気のグルメを味わうことができます。宿泊者以外も利用可能です(時間6:30-9:30/大人1,815円、小学生908円)。
会場は、ホテル14階のスカイバンケット(オーロラ)。窓際からは盛岡の町並みや山々を見渡すことができて、開放感のある会場です。朝食はバイキング形式で、お部屋の中央にお料理がずらっと並べられています。
食事のレビュー
ここからは、バイキングのこだわり解説を交えつつ、実際に頂いた食事のレビューをしていきます。
まずはお米です。お米は岩手県の伝統工芸品である南部鉄器の釜で炊きあげられています。二大ブランド(金色の風、銀河のしずく)を食べ比べることができます。大粒のお米です。
炊き立てご飯にのせて食べたいのが「彩りぺっこどん」。こちらはホテルのオリジナル料理で、山の幸と海の幸をぺっこずつ(岩手の方言でちょっとずつの意味)重ねたものです。ガラスのなかに刺身や野菜が少量ずつ入っています。
「盛岡三大麵」は、ライブキッチン形式で注文できます。カウンターでスタッフさんに食べたい麺を伝えると、その場でお椀一杯分を調理してくれます。わんこそばは歯切れよく美味でした。
汁物では「ひっつみ汁」がおすすめ。ひっつみ汁は醤油ベースの伝統的な煮込み料理で、野菜と一緒に水で捏ねた小麦粉を薄く伸ばし手でちぎって入れるのが特徴です。
岩手県民のソウルフードとも言われる「福田パン」にも注目です。福田パンは、1948年盛岡市内で創業したパン屋さんで、コッペパンがトレードマークとなっています。バイキングでは、ピーナッツバター、あんバターの二種類が頂けました。
クロワッサンは、なんと朝食会場で生地から焼かれています。そのためふわふわサクサクの本格的な食感で、バターの良い香りがたまらない一品です。
パンと一緒に頂きたいのが、「岩泉ヨーグルト」。こちらは岩手県の厳選された乳のみを使った低温長時間発酵のヨーグルトで、もっちりとした舌触りを楽しめます。加糖タイプですが、添加物の使用は一切ありません。
その他、日本屈指の漁場を有する北三陸の海産物をふんだんに使った料理のコーナーもありました。サラダ、ドリンク、フルーツなどの用意もあります。くずまき高原のコーヒー牛乳は地元ならではです。
食後は、南部鉄器のカフェインレスコーヒーでほっと一息。鉄器で入れたコーヒーはまろやかな味わいになることで知られています。
ここではご紹介しきれなかったメニューもたくさんありますが、公式ホームページでも朝食の情報が見られますので参考にしてみてください。
楽天トラベル
この記事を書いたトラベルライターから一言
ガラスのコップに詰まった「彩りぺっこどん」は見た目が可愛く、なんだろうこれは?と興味がそそられるメニューでした。ご飯にかけると意外と量がたっぷりなのです。これと似たお土産で、「瓶ドン」というものがあるようです。気になる方はぜひ盛岡駅で入手してみては。(Sosyu Kikuchi)
提供・トリップノート
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