フォトウェディングとは、写真撮影だけを行う結婚式のスタイルのこと。一般的な結婚式では撮れないような、きれいで美しい写真を残すことができます。挙式や披露宴はする予定はないけれど思い出の写真だけ残したい方や、コロナ禍で挙式や披露宴のめどが立たないためフォトウェディングを選択する方もいらっしゃいます。

この記事では、現在フォトウェディングを検討中の方に向け、フォトウェディングについて徹底解説します。フォトウェディングには欠かせない業者選びについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

フォトウェディングってなに?

フォトウェディング徹底解説!業者選びのポイントとは
(画像=『トランカ』より引用)

まずは、フォトウェディングを検討中の方に向け、フォトウェディングの基礎知識をご紹介します。フォトウェディングの魅力から当日の段取りまで、余すところなく押さえていきましょう。

フォトウェディングの魅力

フォトウェディングには、魅力がたくさんあります。まずは、自由度の高さです。フォトウェディングは、新郎新婦と撮影スタッフのみで完結します。普通に結婚式を挙げると、招待客のことを考えながら、スケジュールを組まなければいけません。フォトウェディングならその必要はなく、招待客に気を使わなくてよいことが魅力です。また、フォトウェディングは、挙式や披露宴に比べて費用を抑えることができます。挙式や披露宴にかかる値段は、200万円から300万円といわれる中で、フォトウェディングの相場は数万円から20万円程度。この安さからも、フォトウェディングを選ぶ人が増えています。

最近では、先にフォトウェディングをしてしまい、時期を見て挙式や披露宴を考えているという方も増えています。フォトウェディングならコロナ禍でも気にせずに行えるので、新しい結婚式の形としても人気上昇中です。

フォトウェディングの相場

フォトウェディングの相場は数万円~20万円程度。大きく分けて、スタジオ撮影とロケーション撮影に分けられますが、ロケーション撮影のほうが価格が高くなる傾向にあります。

スタジオ撮影の相場は3万円~10万円。費用をなるべく安く抑えたい方は、スタジオ撮影がおすすめです。天候に左右されることもなく、着替えやメイクも一か所で完結する手軽さが魅力。ロケーション撮影の相場は10万円~25万円と費用が高くなる傾向にありますが、ロケーションならではの素敵な写真を撮影することができます。

費用は、衣装や撮影カット数、日程などによっても変わります。予算に合わせて、どんなフォトウェディングにするかじっくり考えましょう。

フォトウェディングのプラン

フォトウェディングには「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」の2種類があります。スタジオ撮影は屋内の撮影で、専用スタジオを使って行います。専用スタジオには様々な小道具が用意されていることが多く、スタジオならではの素敵な写真を撮ることができます。天候に左右されずに、比較的安い価格でできることも魅力の1つ。着替えやメイクもスタジオの施設内で行うため、移動する手間もありません。しかし、スタジオ撮影では、ロケーション撮影のようなロマンチックな写真を撮ることは難しいです。

ロケーション撮影は、天気に左右されますが、好きなロケーションでモデルのように撮影できます。先に述べたように、ロケーション撮影は価格が高くなる傾向にありますが、ロケーション撮影ならではのロマンチックな写真を撮ることが可能です。また、街に繰り出して撮影するので、モデル気分も味わうことができます。

理想をかなえられるのはどちらのプランなのか、じっくり考えて決めましょう。

フォトウェディング当日までの段取り

フォトウェディングをすると決めたら、まず業者を決めることからはじめます。業者を決めるにあたって、見学や相談会に足を運びましょう。お得なプランを紹介してくれたり、衣装を見せてくれたり、実際に足を運ばなければ分からないことがたくさんあります。業者を決める際は、1社のみの見学で決めないようにしましょう。どんなに1社目がよくても、いくつかの業者を比較検討すると、理想のフォトウェディングに近づけます。

業者が決定したら、打ち合わせをします。打ち合わせでは、撮影プランや撮影日、衣装などを決めていきます。業者によって、打ち合わせでプランを決めた段階でお金の支払いをするケースと、撮影まで終わった最後にお金の支払いをするケースがあるので確認しておきましょう。

打ち合わせも終わり、後は撮影を待つだけですが、この期間に当日の準備を済ませておきましょう。業者によってはインナーの用意がなく、準備が必要な場合があります。また、撮影指示書を作ったり、撮影小物を手作りしたりするカップルもいらっしゃいます。理想のフォトウェディングになるように、しっかりと準備を整えましょう。当日は、楽しむだけ。前日はしっかりと寝て、撮影に備えましょう。

フォトウェディング業者選びのポイント

フォトウェディング徹底解説!業者選びのポイントとは
(画像=『トランカ』より引用)

フォトウェディングを売りにしている業者はたくさんあります。その中で、どうやって業者を選べばいいのか、ポイントを解説します。

料金・費用

まず、業者を選ぶときのポイントとして挙げられるのは、価格帯が予算に見合っているかどうかです。フォトウェディングの相場は先ほどご紹介しましたが、価格は業者によってピンキリ。中には、格安なプランでお得感を出しているのに、様々なオプションでプラス料金がかかり、合計金額が高くなってしまうなんてことも。業者選びの際には、オプション料金までしっかりと確かめておく必要があります。

オプション料金として発生しやすいものとしてまず挙げられるのは、写真の焼き増しやアルバム作成、全データがほしい場合など、写真に関連するもの。アルバムを作りたい場合はいくらかかるのか、全データがほしい場合はいくらかかるのかなど、必ず事前に確かめておきましょう。

次に挙げられるのは、衣装のアップグレード。フォトウェディングの場合、基本プランで選べるのは1着から3着程度。基本的にはアップグレードが必要と考えておきましょう。自分が着たい衣装はあるのか、プラス料金はかかるのかなどを、事前に確かめておく必要があります。レンタルの値段によっては、他の業者で衣装だけをレンタルしたり、中古で購入するほうが安い場合もあります。衣装を持ち込みたい場合は、持ち込み料を確認しておきましょう。

最後に、日程と場所によっても価格は変化します。例えば、平日の撮影は2万円割引など、平日の撮影が安くなることが多いです。ロケーション撮影の場合は、場所によって価格が上がる場合があります。注意しておきましょう。

衣装

先ほども述べましたが、フォトウェディングの場合、基本的には衣装のアップグレードが必要です。結婚式場などのドレスサロンに比べ、衣装の種類が圧倒的に少なく、またサイズも限られています。業者選びの際には、好みの衣装があるのかをチェックしておきましょう。

もし、好みの衣装がなかった場合は、他の業者でレンタルしたり、中古で購入したりすることも可能です。しかし、このような手間をかけたくない場合は、衣装も業者選びのポイントとして、しっかり確認しておきましょう。

シーン(場所)

業者によって、撮影可能な場所は様々。スタジオ撮影の場合でも、スタジオの形やデザインは業者によって違います。スタジオ撮影の場合は、好みのスタジオかどうかも確認しておくべきポイントです。

ロケーション撮影の場合は、撮影したい場所で撮影できるかを確認しておきましょう。業者によっては、撮影できないロケーションがあったり、プランにない場所だと追加料金が必要な場合もあります。自分が撮影したい場所で撮影することができるのか、しっかりと確認しておきましょう。

フォトウェディングのメリットデメリット

フォトウェディング徹底解説!業者選びのポイントとは
(画像=『トランカ』より引用)

フォトウェディングには、メリットがたくさんありますが、デメリットもあります。フォトウェディングを検討するにあたって、デメリットを知っておくことも必要です。ここからは、フォトウェディングのメリットとデメリットをご紹介します。

フォトウェディングのメリット

フォトウェディングの最大のメリットは、費用が抑えられること。挙式や披露宴をする一般的な結婚式の10分の1程度に、費用を抑えることができます。また、コロナ禍でも関係なくできることもメリットの1つ。コロナ禍でも結婚式を諦めたくない方におすすめです。

さらに、一般的な結婚式と違い写真に集中できるので、雑誌のようなきれいな写真が撮ることができます。写真は形としてずっと残るもの。そんな写真に集中しきれいに撮影できるのは、フォトウェディングの魅力です。

フォトウェディングのデメリット

フォトウェディングの最大のデメリットは、お祝いムードを味わえないこと。一般的な結婚式と違い、フォトウェディングには招待客がいません。盛大なお祝いムードを感じることができないのは、デメリットといえます。

また、ロケーション撮影の場合は天候に左右されてしまいます。雨が降ってしまった場合は、撮影自体が延期となることもあります。これもデメリットといえるでしょう。フォトウェディングを検討する際は、雨が降りやすい季節や暑すぎる真夏などは、避けたほうが無難です。