小売りのマーケティングは「モノ売り」ではなく「コト売り」へ、が業界の常識。
百貨店やスーパーなどの小売店では、マニュアル通りにしか接客できない人よりも、臨機応変に柔軟な対応ができる、主婦パートの力がとても重視されています。
主婦経験で培った「主婦力」が最大の武器となり、活躍することができるのです。
小売のパートは主婦にとってもオイシイ仕事!?
小売り店でのパートというと、スーパーのレジ打ちや、百貨店デパ地下での惣菜店の売り子をイメージするのではないでしょうか?
また、人間関係が厳しかったり、大変というイメージを持っている人もいるかもしれません。
確かに、立ち仕事ですし、接客では楽しいことばかりではありません。
良かれと思ってかけた一言で、お客さんを怒らせてしまった!なんていうこともあるかもしれません。
しかし、「頑張ってね」、「ありがとう」、「また来るね」という嬉しい言葉をかけてもらえるのもまた、接客の仕事の醍醐味なのです。
お客さんとのやり取り以外でも、食品を扱う百貨店やスーパーでのパート仕事ではメリットがいっぱい。
例えば、仕事の終わる時間に値引きセールが始まり、食材やお惣菜をお買い得に購入できたり、社内割引制度を利用して安く買い物することができたり。
また入荷したての珍しい食材をいち早く試してみることもできますし、レシピ提案や試食のコーナーで新しい情報を入手することができます。
家族の食事を管理する主婦としては、有効な情報の宝庫です。
このようにお客さんとの接客だけでなく、食に関する最新の情報や知識が増やせるパートが、百貨店やスーパーなどの小売り店でのお仕事。
主婦にとってはなかなかオイシイ仕事なのです。
百貨店など小売りの現場で主婦の力を発揮する
小売り店でのパートの位置づけはこの10年ほどで大きく変わってきています。
モノ売りからコト売りへとマーケティング戦略が変わったことによって、パートの主婦を単なる労働力として扱うのではなく、「現場の販売戦略のパートナーとしての位置づけ」へと企業側の意識が変わりつつあります。
主婦の持つ、主婦の視点での売り場の作り方、商品の見せ方、そして売り方、サービス提供が店の雰囲気や評判、そして売り上げを大きく変える原動力になることもあるのです。
あるスーパーでは、
「毎日の夕飯のおかずに悩まなくて済むように、おかずの提案をしてほしいな」
「その場で材料を揃えられるようにブースの周りに食材を陳列したらいいのに」
と、ランチタイムのパートたちの世間話を聞きつけた店長が、即実行。
メニュー選定から調理実演・接客・売り込み、商品陳列まで、パート主婦に一任してチャレンジ!
結果、大評判のサービスとなって、その後チェーン店の主要な店舗にサービスが展開されていきました。
※ちなみに、その時の主婦のおひとりはその後、正社員登用試験を受けて、現在はお惣菜部門の責任者として活躍されているそうですよ!
小売りパートに向いている人とは?
百貨店やスーパーなどの小売り店舗での接客や商品陳列のお仕事に向いている人とはどんな人でしょう?
小売り店の販売員としてパートをする上で大切なことは2つあります。
1.人が好きであること
2.食に対して興味があること
この2つがないとせっかくお仕事しても、つまらない仕事になってしまうかも。
人が好きというのは、つまり、人とのコミュニケーションが嫌いでない人です。
パートしていれば見知らぬお客さんにも、にこにこと愛想よく「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「ご試食いかがですか」など、声をかけることが仕事のひとつになります。
こちらから挨拶したり声をかけたりしても、お客さんから反応がないこともたびたびありますが、いちいち気にしないような、ある意味でのメンタルの強さも必要です。
また、食べることが好き、食材やレシピに興味があるということも、長くパートを続けていけるかどうかに関わる要素です。
新商品や珍しい食材にいち早く触れることができる仕事ですし、料理の知識やレシピといった情報がどんどん増えていきます。
それらを面白い!楽しい!もっと知りたい!などの好奇心をもって仕事ができる人は、百貨店デパ地下や、スーパーなどの小売り店販売員に向いているといえるでしょう。
どんなお仕事をするの?
小売業で特に、多くの主婦から、なが~く人気を集めているお仕事といえば…
そう、主婦パートの王道、スーパーマーケット。
そこで働くパートといえば、レジ、サービスカウンター、品出し、…?ほかにどんなお仕事があるか、ご存知でしょうか?
・バックヤードでの商品加工、値札つけ
・品出し、在庫管理
・店舗事務
・バイヤー
などなど、実はレジ以外にもさまざまなお仕事があるのです。
季節によっては、母の日・父の日特設コーナーのスタッフや、お歳暮・お年賀のラッピングや、問い合わせ対応コールセンターなど、短期のお仕事も増えます。
スーパーで働いていて良かったこと・苦労したことの口コミもご紹介します。
まとめ
「モノ売りからコト売りへ」小売店の販売戦略は大きく変わり、パート主婦の価値はとても高くなりました。
それは商品開発においても同様で、「主婦の目線」が最重要キーワード!「世の中のヒットは主婦の視点が生み出す」が定石です。
この勢いに乗って主婦として積み重ねてきた主婦力を武器として、百貨店やスーパーなどの小売り店で思う存分発揮してみてはいかがでしょうか?
提供・しゅふJOBナビ
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