万葉集にも歌われている日本古来の花木、藤の花。その藤の花をシンボルツリーとしているフラワーパークが、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」です。2014年には、アメリカCNNテレビが選出した『世界の夢の旅先10か所』で、日本から唯一選ばれました。世界的にも有名になったあしかがフラワーパークのふじ絵巻で、あなたも感動体験しませんか?
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あしかがフラワーパークの歴史
1968年に栃木県足利市で開園した早川農園は、当時から「250畳の大藤」として有名でしたが、都市開発の為、1997年に現在の場所に移設。同時に「あしかがフラワーパーク」としてオープンしました。
この地が湿地帯だったため、炭を敷き詰め、土壌の浄化を行いました。当時樹齢130年だった大藤の移植は、前例がありませんでしたが、日本で初めての成功例となったのです。
あしかがフラワーパークのシンボル「藤」
日本の女性樹木医第一号である、塚本こなみ氏によって移植された大藤は4本。野田九尺藤3本と八重黒龍藤1本でした。
移送植栽した10年前、72㎡だった藤棚も、今日では10倍以上の1,000㎡にも拡がり、その中の80mにおよぶ白藤のトンネルは、栃木県の天然記念物に指定されています。
藤の花の見ごろ
藤の花が見頃を迎えるのは、4月中旬から。それから1ヵ月間は 「ふじのはな物語~大藤まつり~」 が開催され、全国各地からにとどまらず、世界中から多くの観光客が訪れています。藤の花といえば、思いつくのが紫色ですが、他にもさまざまな色があるのをご存知ですか?薄紅色に白、黄色まであるのです。
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