しんと静まり返る集落。静寂を楽しむ“夜さんぽ”
日もすっかり落ち、集落に静寂の時が訪れます。夕食後に散歩に出てみると、満天の星空!宿があるのは集落の東のはずれで、他のゲストハウスや民宿もあまりない場所。時刻は21時前後とそう遅い時間でもないのに、しんと静まり返り、一人で歩いているとちょっと怖くなるほどです。
聞こえるのは虫の声と、閉店後の食堂から聞こえるカチャカチャという洗いものの音だけ。砂を踏む自分の足音が闇に響きわたり、都会の夜はいかにたくさんの雑音に囲まれているのか、あらためて実感させられます。静寂のひとときを楽しんだ散歩を終え、念願の“星見風呂”にゆったりつかって、一日を締めくくりましょう。
一夜明け、清々しい“島の朝”を満喫するサイクリング
誰もいない「西桟橋」へ。夜明けの海を独り占め
翌朝はぜひ早起きをおすすめします。まだ太陽が昇りきらないうちに行動開始するのがよいでしょう!自転車に乗ってまず向かう先は、コンドイビーチの近くにある「西桟橋」。こちらも夕陽の名所で夕方はとても混雑しますが、早朝はほとんど人もおらず、夜明けの海を独り占めできますよ。
この日は朝が満潮だったようで、桟橋ギリギリまで潮位がありました。海と一体になった気分になり、まさに非日常の感覚!海をのぞき込むと大きな魚がたくさん見えました。
涼しい朝のうちに、集落をぶらぶら
昼間は暑すぎてゆっくり写真を撮る余裕もないため、朝の涼しい時間帯を利用して集落のさまざまな風景を撮影してみましょう。透明な朝の空気感も相まって、お気に入りの一枚が撮れるはずですよ。
こちらは島内随一の観光スポット「なごみの塔」。昔ながらの赤瓦の家が建ち並び、竹富島ならではの景観をつくりあげているエリアです。※2017年時点で、老朽化のため「なごみの塔」に登ることは禁止になっています。塔の建つ丘の上からでも十分に景観が楽しめます。
沖縄らしい写真といえば、屋根の上の守り神“シーサー”が欠かせません。家々によって顔立ちが異なるシーサーを、ゆっくり見て回りましょう。それぞれに個性が魅力的なシーサーたち、見飽きることはありません。
“島の日常”に触れ、心が和む瞬間
集落一帯の道に敷き詰められている白いサンゴ砂は、実は住民の手によって丁寧に管理されています。砂の厚さを均して人や自転車が通りやすくするため、毎朝交替で掃き清められているのだとか。散策の途中で、竹ぼうきで砂を掃く“おじい”に出会えることがあるかもしれませんよ。
静かな朝、黙々とほうきを動かして掃除を続けるおじいの姿は、長い間島の人々が営んできた日常の光景そのもの。ほっこりと心が和む瞬間です。
お隣のパーラーでいただく手作りの朝食
朝の散策を終え、宿に戻ると朝食の準備ができています。隣接するパーラーの店内でいただけるのは、絶品の手作りモーニングセット♪サラダ、目玉焼き、焼きソーセージに、焼きたてのパンやポタージュスープがつきます。食後にはコーヒーやトロピカルフルーツのサービスも!
食事中もオーナーがキッチンから声をかけてくださり、どんどんおかわりを勧めてくれます。ビュッフェ並みのボリュームたっぷりの朝食をいただいて、朝から大満足。
フェリーの時間まで、「カイジ浜」で星砂探し☆
お昼前のフェリー出航の時間まで、もうひと遊びするなら、宿から自転車で15分ほどの「カイジ浜」はいかがでしょう。こちらのビーチは遊泳禁止ですが、“星砂”が取れることで有名。星砂を探したり、ヤドカリを捕まえたり、小一時間ほどのんびり過ごします。
その後宿に戻ってチェックアウト。港まで車で送っていただきました。決して過剰すぎないのに、きめ細やかで温かいサービスに癒される【島宿 願寿屋】。竹富きっての人気宿、というのもうなずけます。フェリーに乗り込み、ついに島ともお別れです。
24時間ステイで、竹富島を満喫。難点は宿が取りづらいこと!
竹富島の一泊旅、いかがでしたか?ビーチに、夕陽に、星空に…と24時間でこれだけ満喫できるのも、こぢんまりとした竹富の良さ。しかし小さな島ゆえに宿泊施設が少なく、夏休みなどは宿が取りづらいのが難点です。筆者は、7月の旅行に向けて5月くらいから宿探しを開始しましたが、すでに満室の宿も!
今回ご紹介した【島宿 願寿屋】も2018年5月下旬時点で、8月いっぱいまで連日満室の状態です。が、急なキャンセルが出ることもあるそうなので、こまめに予約サイトをチェックしましょう。ホスピタリティあふれる【島宿 願寿屋】に泊まって、素敵な島旅を叶えてみてください♪
提供・トリップノート
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