「アフリカ園」で必見の生き物

動物の宝庫、アフリカの生き物を集めた「アフリカ園」では、ライオン、キリン、アフリカゾウ、チンパンジーなどの動物が暮らしています。

7.ライオン

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

アフリカ園でぜひ体験したいのが、放し飼いされたライオンの群れをバスに乗って観覧することができる「ライオンバス」です。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

「ライオンバス」は、1964(昭和39)年に、世界で初めてここ多摩動物公園が採用した「サファリ形式」のツアーです。耐震工事のため一時休止していましたが、2021年7月から待望の再開を果たしています。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

ライオン園と呼ばれる約1haの大放飼場を、ゆっくりと走りながら見るライオンの姿は大迫力そのもの。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

バスの発着所「ライオンバスステーション」には、ライオンについて楽しく学べる解説展示エリアと、大きなガラス越しに放飼場を一望できる観覧エリアを新設。ライオンバスに乗らなくても無料で利用でき、ライオンについての情報を知ることができます。

【ライオンバスの利用料金】
・乗車料金 大人(高校生以上~64歳)500円、子供(3歳~中学生)、65歳以上150円、0歳~2歳は無料
※当面のあいだライオンバスの乗車には、ライオンバス乗車整理券付き入園整理券の予約が必要です。最新の情報はオフィシャルHPでご確認ください。

8.チンパンジー

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

アフリカの中央部、西部の森林やサバンナに生息するチンパンジーの放飼場も見応えたっぷり。たいへん頭がよく、しぐさや声、顔の表情などで、おたがいの意思を伝え合いますが、ここ多摩動物公園では、チンパンジーが群れで暮らす様子を見ることができます。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

お食事タイムがスタート! 野生では果実を中心に、種子や樹皮、ハチやアリ、小動物などを食べていますが、多摩動物公園では、ネギやナス、ゴボウなどの野菜を中心としたメニューにしているのだとか。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

建物の上から飼育員さんが餌を投げ入れると、上手にキャッチする個体や、「こっちにも投げて」と手振りでジェスチャーする個体もいます。

よく見ていると、チンパンジー同士が、まるで人間のようにユーモラスな仕草でコミュニケーションをとっている場面も。喜怒哀楽が豊かなチンパンジーは見ていて飽きることがありません。

9.アフリカゾウ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

陸上で最も大きな動物のアフリカゾウ。多摩動物公園には、「アコ」(写真上)と「砥夢(トム)」(写真下)の2頭が暮らしています。

1967年に多摩動物公園に来園した「アコ」は、1965年に生まれたと推定される56才のメスで、人間の年齢に換算したらもうおばあちゃんです。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

2012年に愛媛県立とべ動物園から来園した「砥夢」」は12才のオス。これから大人へとなる年齢で活発なため、牙を折ってしまったこともありますが、人間の歯科医のサポートも受けつつ現在治療中。一日におよそ100キロもの餌を食べ、順調に成長しています。

2021年7月、アジア園に新施設「アジアゾウのすむ谷」も完成。アフリカゾウと見比べてみるとおもしろそうです。

10.チーター

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

時速100km以上と、陸上動物で最も速く走ることができるチーター。獲物を捕らえる時はゆっくりと近づき、30mほどの距離から一気に襲いかかります。そんな野性味あふれるチーターを柵のない屋外飼育場で見ることができます。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

2021年1月12日には、群馬サファリパーク生まれの「デュラ」(メス)と、富士自然動物公園生まれの「キト」(オス)とのカップルに子供が生まれました。三頭の赤ちゃんは誕生日の「スキーの日」にちなみ、有名なスキー場がある「ザオウ」「ホタカ」「カグラ」と名づけられました。

※カグラは2021年10月、九州自然動物公園(大分県宇佐市)へ移動し、大切に育てられています。

11.キリン

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

キリンが群れで暮らす姿を見ることができるのも多摩動物公園の魅力のひとつ。同園ではこれまで190頭以上のキリンが誕生しており、多くの個体が他の動物園に移動し、大切に飼育されて人気者になっているのだそうです。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

キリンは大人になると身長が5m近くになりますが、ここでは大きな個体から可愛らしい子供まで、幅広い世代のキリンを飼育。群れで暮らす様子を観察できるのもポイントです。

12.グレビーシマウマ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

国内で多く飼育されているグラントシマウマとは異なり、大型で縞模様が細かく、大きく丸い耳が特徴のグレビーシマウマ。現在、野生では絶滅が心配されている貴重な動物です。

多摩動物公園の2頭は高齢のため、気温の変化に気を配り、餌の青草を細かく切るなど丁寧にケアされているのだとか。そのかいあって現在のところ元気で過ごしています。美しい縞模様はいつまでも見ていたくなります。 ※2021年11月現在、アフリカ園の一部工事のためアジア園で展示しています。

「オーストラリア園」で必見の生き物

コアラ、カンガルー、ワライカワセミなど、オーストラリアに生息する動物と出会えるエリア。オーストラリア園の中心的施設のコアラ館では、コアラの他にもオーストラリア産の小動物を飼育しています。

13.コアラ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

ドーム型の建物のコアラ館では、コアラがユーカリを食べている様子のほか、他の哺乳類とはかけ離れた進化を遂げた、有袋類の特徴を観察することができます。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

オーストラリア大陸の南東部のユーカリ林に住むコアラは、ユーカリの葉しか食べず、水もほとんど飲みません。毒性の強いユーカリを消化するために腸が長く、特に盲腸は体長の約3倍もあるのだそうです。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

1日のほとんどを木の上で過ごし、20時間近く眠っているコアラ。日中も時々餌を食べますが、主に夕方から餌を探しに動きまわるので、夜行性に近い動物と考えられています。多摩動物公園のコアラたちも木の上でじっとしていることが多いですが、のんびりと休んでいる姿もまたかわいいので人気があります。

開館時間 10:30〜15:30

14.タスマニアデビル

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

オーストラリア本土ではすでに絶滅し、南部のタスマニア島では絶滅危惧種に指定されている肉食有袋類のタスマニアデビル。2021年5月には、オーストラリアで3000年ぶりに自然繁殖していたことがわかりニュースとなりました。

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

夜行性のため、昼間は巣穴や茂みに隠れていることが多いですが、国内で観察することができるのはここ多摩動物公園だけ。見学しにいく価値のある珍しい動物なのです。

「昆虫園」で必見の生き物

昆虫園本館と昆虫生態園が併設されている昆虫園。昆虫生態園の中にあるドーム型の大温室では、一年を通して色とりどりのチョウが舞う中を散策できます。また昆虫館本館では、ハキリアリなど外国産の珍しい昆虫に出会えるほか、標本や模型を展示するコーナーなども設けています。

15.チョウ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

昆虫生態園の見どころは、年間を通し暖かく保たれたガラス張りドームの「大温室」を舞うチョウたち。四季を通じて花が咲き、十数種・約1000頭のチョウが舞い飛ぶ楽園で出会える、魅力的な2種をご紹介します。

オオゴマダラ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

チョウは視力がよく、独自の模様で仲間を見分けていると考えられています。日本で一番大きなチョウの一種であるオオゴマダラは、昆虫生態園の主役とも言える美しい模様を持っています。成虫は白地に黒の網目模様が鮮やかですが、蛹は黄金色になることでも知られています。

イシガケチョウ

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

「イシガケチョウ(石崖蝶)」別名イシガキチョウ(石垣蝶)とも呼ばれ、翅を開いて止まることが多いのが特徴。白地に茶色のひび割れのような独特の模様は、岩に止まっていると見分けがつかなくなるほど。英名では「common map(よく見られる地図)」のチョウと呼ばれています。

優雅に舞うチョウの成虫に目を奪われがちですが、食草についた幼虫も見どころ。幼虫を探すポイントは、葉を食べた「食痕」を探すこと。ドーム内にともに暮らすバッタやナナフシが食べていることもありますが、大自然の中で虫の痕跡を探すにも楽しい思い出になるはずです。

食事ができるカフェや休憩場はある?

多摩動物公園では2021年9月から当面の間、飲食店はアフリカ園にある「サバンナキッチン」のみ、短縮営業にてオープンしています。(土日祝などには不定期で、キッチンカーでの販売を行うこともあります)

多摩動物公園で会えてよかった15種の動物たち
(画像=『あそびのノート』より引用)

サバンナキッチン
短縮営業:11:00~16:00
※11時~15時は食事メニューの提供、15時~16時は飲料中心の提供

最新の営業情報や、現在休業中の「ズーカフェ」(ウォッチングセンター内)、「コアラ館下売店」(オーストラリア園)、「ライオンカフェ」(アフリカ園)などの再開情報は、オフィシャルHPでご確認ください。