オーストラリアの家飲みに欠かせないのが「ディップ(Dip)」。スーパーで簡単に買えて美味しいので、旅行中にぜひ試してもらいたいのですが、「種類が多すぎて、全制覇は無理!」ということで、今回は系統別に紹介していきます。
アペタイザーに欠かせない「ディップ」とは
上の写真、オーストラリアのスーパーの冷蔵棚なんですが、これが全部ディップなんです。ディップというのは、クラッカーや野菜スティックにつけたり、パンにのせたりして食べるペーストのような食べ物で、ホームパーティのおつまみとしてオーストラリアでは絶対に欠かせない食べ物です。
今回はオーストラリアのスーパーで手軽に買うことができる、おすすめなディップをタイプ別にご紹介します。
各国の伝統的な味が楽しめるディップ
フムス(Hommus)
中東各国で食べられているディップ「フムス」は、オーストラリアでも定番。ひよこ豆にニンニクやタヒーニ(ゴマのペースト)、オリーブオイル、レモン汁などを加えてペースト状にしたものです。シンプルなフムスもありますが、フムスにいろいろなハーブやナッツ、チリなどを加えたものがオーストラリアでは人気となっています。
フムスほどポピュラーではありませんが、中東系のデッップとして有名な焼きなすのペースト「ババ・ガヌージュ(Baba Ghannouge )」もあります。オーストラリアで買う際は、「なす(Eggplant)」という言葉が入ったディップを選んでください。
ザジキ(Tzatziki )
ザジキはヨーグルトにきゅうりとニンニクをまぜた伝統的なギリシャ料理です。クラッカーや野菜スティックにつけて食べるのが普通ですが、美味しいオーストラリアのラム(子羊の肉)を焼いて、これをソースにして食べるのもおすすめです。
右の写真のように、ザジキとフムスを一度に味わえるものもあります。
ワカモレ(Guacamole)
メキシコ料理の「ワカモレ」は、アボカドを使ったサルサです。アボカドのまろやかさとライムやレモンなどの柑橘類のさわやかさ、唐辛子や玉ねぎのピリッとした刺激がマッチしてビールがすすみます。
ディップなので、レストランで食べるサルサのような粒々はありませんが、サルサと同じようにコーンチップスなどと一緒に食べることが多いです。このディップとサワークリーム、瓶詰めのトマトサルサかトマトのみじん切りを一緒に食べてみると、組み合わせの妙にはまるかも。
ワカモレではなく、アボカドをベースにしたクリーミーなディップもたくさんあります。アボカド好きな方は「Avocado」の文字を探していろいろ試してみてください。
チーズをベースにしたディップ
クリームチーズをベースにしたディップ
クリームチーズにいろいろな味のペーストを加えたディップ。様々な種類がありますが、左の写真は「フレンチオニオン」。オニオングラタンみたいなまろやかな味で、人気があります。
この他にわけぎ(Spring Onion)やニラ(Chive)が入ったもの、赤ピーマン(Capsicum)味のクリームチーズディップ(写真右)なんていう変わり種もありますよ。
いろいろなチーズをふんわりさせたディップ
チェダーやゴーダ、ブルーチーズといった、固形のチーズを加工してペーストのようにしたディップもたくさんあります。
左の写真は、まろやかなチェダーチーズにみじん切りのオニオンのピクルスが入ったディップ。日本ではチーズとピクルスという食べ方はあまりしませんが、ピクルスの酸味とチーズのまろやかさがよく合います。
右の写真は、ゴートチーズにハバネロ唐辛子を加えたディップ。今回ご紹介しているディップはどれも$3〜$5(250円〜420円)ですが、この商品に関しては下に写っているような陶器の容器に入っているので、$8(670円)ぐらいとちょっとお高め。しかし、この「Chris' Heritage」というブランド、どれも高いだけのことはある!という味なので、ぜひ試してみてください(チーズ以外にもいろんな種類のディップ、デザートが出ています)。