渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館
渋沢栄一は天保11年(1840年)、深谷市の血洗島の裕福な農家の家に生まれました。幼い頃から家業である藍玉の製造・販売、養蚕を手伝っていたのは、青天を衝けのファンにはおなじみかと思います!
そんな埼玉県深谷市に期間限定でオープンしているのが、『渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館』です。展示の雰囲気は北区の大河ドラマ館と似ており、大河ドラマの撮影の舞台裏の展示や、役中で使われた小道具が見られたりします。
また、深谷の大河ドラマ館には渋沢栄一の生家「中の家」のセット風の展示もあり、出演者の等身大のパネルが出迎えてくれます!
以下では、深谷市の「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」周辺にある、渋沢栄一関連の見どころをご紹介します。
周辺の見どころ① 旧渋沢邸「中の家」
大河ドラマでお馴染みの栄一の生まれ育った「中の家」です。主屋は渋沢栄一の生誕の地に建っていますが、これは栄一の妹夫妻によって明治28年(1895年)に建てられたものです。栄一は多忙な中、帰郷した際にこの主屋に頻繁に立ち寄り、寝泊まりしていました。
主屋では80歳頃の姿をイメージして制作された、和装姿の渋沢栄一アンドロイドがプレ公開されています! 遠目からでは本当に栄一がいるかのように見えます。主屋の裏には、栄一の両親や新政府軍との戦の最中に亡くなった見立養子の渋沢平九郎(大河ドラマでは岡田健史さん)について書いてある石碑もあります。
ちなみに、「中の家」は昭和60年から平成12年まで、「学校法人青淵塾渋沢国際学園」の学校施設として使用され、多くの外国人留学生がここで学んだとのことです。
渋沢栄一アンドロイド(和装姿) プレ公開について
日時:2021年12月26日(日)まで、9:30~16:00
※ 天候により公開を停止する場合もあり
※ 12月17日(金)~20日(月)は、出張のため不在
※ 正式な公開は、構造補強および改修工事が完了となる2023年4月以降を予定
周辺の見どころ② 渋沢栄一記念館
渋沢栄一記念館には、渋沢栄一ゆかりの書や写真などたくさんの資料を展示。建物の裏には巨大な石像もありますよ!
本物そっくりの「渋沢栄一アンドロイド」の部屋もあり、経済と道徳の両立が重要であることを説いた「道徳経済合一説」の講義を受けることができます!声は栄一の肉声を参考にしているようです。時期によっては、予約した人のみアンドロイドを見ることができるようなので、行く前にWebサイトで確認しましょう。
周辺の見どころ③ 尾高惇忠生家
尾高惇忠生家は、渋沢栄一記念館から約800mのところにあります。尾高惇忠(大河ドラマでは田辺誠一さん)は渋沢栄一の従兄であり、論語など学問の師でもありました。明治維新後に、富岡製糸場の初代場長を務めた人物としても知られます。
惇忠の生家は、江戸時代後期に惇忠の曽祖父が建てたといわれています。一階部分を少し見学できますが、惇忠や栄一らが高崎城乗っ取り計画を協議したと伝わる部屋(非公開)は二階にあります。高崎城乗っ取りを中止するよう、尾高長七郎(大河ドラマでは満島真之介さん)が皆を必死に説得したシーンは、『青天を衝け』の名場面の一つですね!
なお、栄一が7歳ごろから惇忠に論語を習いに行ったことにちなみ、中の家と尾高惇忠生家を結ぶ一帯は「論語の里」と呼ばれています。
深谷でランチなら麺屋忠兵衛 煮ぼうとう店
「麺屋忠兵衛 煮ぼうとう店」は、中の家の隣にある人気の煮ぼうとう屋さんです。ランチにおすすめ!建物は渋沢家大番頭の家屋だったという、歴史を感じる古民家となっています。
煮ぼうとうは山梨などのほうとうとも似ていますが、幅広の麺と深谷ねぎをはじめとした地元深谷の野菜をたっぷり使用して醤油味で煮込んだ、深谷の郷土料理です! とろろ飯もとても美味しいので、セットで頼むとさらに楽しめますよ!煮ぼうとうは栄一も好んで食べたそうです。
店内には栄一直筆の掛け軸もあるので、ぜひ見てみましう
終わりに
大河ドラマ館は期間限定なので、興味があればぜひ行ってみてください!「聖地巡礼」のように、登場人物のゆかりの里を巡るとドラマがもっと面白くなりますよ!
こちらでご紹介した北区の見所は王子駅から徒歩すぐですが、深谷の見所は多くが深谷駅から離れた場所にあるので、渋沢栄一「論語の里」循環バスを利用するのがおすすめです!
提供・トリップノート
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