吉沢亮さんが主役を演じる2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』。主人公の渋沢栄一ゆかりの地である東京都北区と埼玉県深谷市には、『青天を衝け』の大河ドラマ館が期間限定で開館しています。今回は、大河ドラマ館とその周辺にある渋沢栄一関連の見どころをご紹介します!
『青天を衝け』大河ドラマ館とは?
「大河ドラマ館」は、大河ドラマの撮影の舞台裏の展示や、役中で使われた小道具が見られたりと、ファン必見の施設となっています!『青天を衝け』では、渋沢栄一ゆかりの地ということで、東京都北区に「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」、埼玉県深谷市に「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」の2館が開設されています。
以下のように期間限定での開設となりますので、気になる方はぜひ行ってみましょう!
渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館 (東京都北区王子)
開設期間:2021年2月20日(土)~12月26日(日)
入館料:大人(18歳以上)800円、小中高生 400円、未就学児 無料
HP:https://taiga-shibusawa.tokyo
渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館 (埼玉県深谷市)
開設期間:2021年2月16日(火)〜2022年1月10日(月・祝)
入館料:大人(18歳以上) 800円、小中高校 400円、未就学児 無料
HP:https://shibusawaeiichi-fukaya.com
渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館
渋沢栄一は、明治6年(37歳の時)に製紙会社「抄紙会社」の創業場所を王子(東京都北区)に決め、その製紙工場を見晴らすことができる飛鳥山に別邸を建てました。そして60歳の時に本邸とし、91歳で亡くなるまでこの地で過ごしました。渋沢邸は単なる邸宅ではなく、国内外から様々なお客さんを招いて歓待する、民間外交の場でもありました!さすが「日本資本主義の父」ですね。
そんな渋沢栄一ゆかりの地にある北区飛鳥山博物館内に、「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」が開館しています。入り口から中に入ると、ドラマの世界観を表現した映像が映されている高さ8mの大型スクリーンや、『青天を衝け』出演者のサインに出迎えられます!
その部屋の向かい側にはドラマシアターがあり、渋沢栄一と徳川慶喜の出会いの場面の映像や、吉沢亮さんのインタビュー映像なども上映。「へーなるほど!」と思わず言ってしまいそうな撮影の裏話なども紹介されており、ファンにはたまらない空間です!
以下ではさらに、王子の「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」周辺にある、渋沢栄一関連の見どころをご紹介します。
周辺の見どころ① 旧渋沢庭園
渋沢邸の跡地である旧渋沢庭園では、現存する渋沢栄一ゆかりの建物である晩香盧(ばんこうろ)や青淵文庫(せいえんぶんこ)を見ることもできます。
また「飛鳥山公園DEEP散策」というキャンペーンがあり、『青天を衝け』で渋沢栄一の妻・尾高千代を演じている橋本愛さんによる、建物などについての説明を聴くこともできます! それぞれのスポットにあるQRコードからスマホでアクセスしてみましょう。
周辺の見どころ② 晩香盧(ばんこうろ)
晩香盧は、1917年に渋沢栄一の喜寿を祝って清水組(現在の清水建設株式会社)から贈られた洋風の茶室です。渋沢邸を訪れたお客さんをもてなすために利用されていました。品の良い佇まいが庭園の雰囲気に合っています。外国のお客さんも喜びそうですね!
周辺の見どころ③ 青淵文庫(せいえんぶんこ)
青淵文庫は、渋沢栄一の傘寿と子爵に昇格したお祝いを兼ねて、1925年に竜門社(現在の公益財団法人渋沢栄一記念財団)から贈られた文庫です。ステンドグラスや装飾タイルなどが重厚な建築物を彩っています。
「青淵」は栄一の雅号です。栄一の生家「中の家(なかんち)」の近くに「上の淵」と呼ばれる青々とした淵があったことにちなみ、尾高惇忠(栄一の従兄弟)が命名したそうです。
周辺の見どころ④ 渋沢史料館
こちらの大河ドラマ館がある北区飛鳥山博物館の近くには、紙の博物館の他、渋沢史料館もあります。こちらでは渋沢栄一の91年間に及ぶ人生を辿ることができます!
財界の著名人であり教育者としても活躍した渋沢栄一は、様々な場所・場面で写真を撮影されているため、渋沢史料館でも多くの写真を見ながら理解を深めることができます。実業だけではなく、社会福祉家としての栄一も見ることができますね!