皆さんは仕事でどれだけの成果を出していますか? 「私はこんなに頑張っているのに…」と不満をこぼす女性は多いものですが、会社が求めているのは、果たして本当に「がんばり」なのでしょうか。今回は会社が求める人材について、改めて考えていきたいと思います。

「頑張った」で評価されないのが会社

皆さんは、「どうしてこんなに頑張っているのに、全く評価されないんだろう……」と悲観的になってしまったことがありませんか?

「自分がどれだけ頑張ったか」で認めて欲しい女性は多いものですが、実際に会社内で評価されている人は一体どういった人なのか? その人と自分を冷静に比べたり、考えてみたことはあるでしょうか。必要以上に期待してしまうと、それがなかった時に疲れてしまったり落胆する気持ちが大きくなってしまうので、会社に必要以上の期待をするべきではない、というのが私の考えです。

今回はちょこっと厳しい話をしますが、会社の仕組みを理解しながら、「自分の評価をあげるためには何をするべきなのか?」について考えていきたいと思います。

意識するのは「QCDSS」

「こんなに頑張ったのに…」は正しい? 働く女性が会社で求められていること
(画像=『Cinq』より引用)

皆さんは、「QCDSS」というワードを知っていますか?
これはアルファベットの頭文字をとってつくられた言葉で

「Q」…Quality(クオリティ)
「C」…Cost(コスト)
「D」…Delivery(納期)
「S」…Sales(売上)
「S」…Safety(安全)。

これらをまとめた言葉として使われています。これらは、会社が利益を生み出すための「指標」に欠かせないものです。
当然ですが、会社が求めているのは「利益」です。私たちは会社に利益を生むために働いている、ということになりますね。これは例え、営業職だから理解しておきたいことだというわけではありません。バックオフィスに勤務している方も同様に理解しておきたいワードです。利益があるからこそ、雇用がうまれます。そのため、私たちひとりひとりが確かに「がんばり」を発揮して、生産性の高い仕事をこなすことが必要になる訳ですが、この「がんばり」が成果に繋がらなければ会社としては意味がないのです。