「投資」と聞くと、身構えてしまいませんか? お金が必要なのはもちろんだけれど、ギャンブルのようなイメージがあったり、運用が難しそうだなと感じたり。投資に関して焼却的な女性は多いかもしれません。今回は、投資が必要な理由と、初心者でもわかりやすい投資の種類について考えていきたいと思います。

投資って聞くと、ちょっと身構えてしまいますよね。
「おかねのこと、苦手だな。運用とか、よくわからないし。」
「正直、ギャンブルみたいなイメージがあって、騙されたりしそうで怖い」
「貯金してるけど、それだけではだめなの?」
と投資に対しては、消極的な女性が多いかもしれません。

今年になって“老後2000万円持っていないと生活できない”という金融庁のレポートが発表されて話題になりました。最近は、若い女性も投資という言葉に反応しているようで、投資に関するセミナーには、若い世代の参加が目立って増えています。

今回は、「私たちには投資が必要なのか」について分かりやすく説明します。

銀行口座の貯金だけでは資産は守れないかも

銀行口座に毎月貯金をしている、という方は多いと思います。素晴らしい心がけですので、続けて欲しいのですが、「全資産イコール銀行口座の額」が理想の形ではない、と思っています。

銀行口座ではお金は殖えない

昔は銀行の金利が高くて預けているだけでお金が殖えるといわれていました。1990年代初めまでのバブル時代と言われたときには郵便局の定額貯金の利息は8%だったこともあるそうです。夢のような時代ですね。今や利息は大手銀行で0.02%程度です。100万円口座に入っていたら、年に0.02%で200円の利息が付きます。これでは資産を殖やすことは難しいですね。

預金は安心ですか?

預金が安心できる資産かどうかを考えてみましょう。

政府は「デフレ脱却!」とモノの価格を上げる目標を掲げています。
極端な例をあげますが、預金が100万円あったとしましょう。
そこにインフレが起きて、物価が2倍になったとします。

すると今まで100円で購入できたりんごは200円に値上がりしています。一方で物価が上がっても、銀行口座の額は連動するわけでもなく変化しません。100万円のままです。今までは100万円でりんご1万個分の買い物ができたのですが、物価が上がったことで、りんごは5千個しか買えなくなりました。つまり現金の価値は半分になるということです。

この例はもちろん現実的ではないのですが、物価が数%上昇することは普通のことです。同時に数%分は現金の価値が目減りしていくことになるのです。

現金・預金だけを保有していることが、安全だとは言い切れない、という話です。

資産の一部を投資して運用したり、円以外の通貨で保有していたりすることで、変化に対応できるようになります。分散投資が大事だと言われています。

そもそも投資って何だろう?

知識や技術を伸ばすためにスクールに通うことも「投資」といえます。能力をあげることを期待して資金を投じることです。自己投資ですね。

お金の投資とは、資金を殖やしていくことを期待して、資金を投じることです。お金自身に働いてもらって、殖やすことが投資です。投資には以下のようなものがあります。

1 銀行口座預金の金利
2 国内債券
3 投資信託
4 株式投資
5 外貨・FX
6 金、銀、プラチナ、石油などへの先物投資
7 信用取引
8 オプション取引
9 不動産投資

ざっとあげてみました。結構多くの種類がありますね。
1の銀行口座の預金はほどんどの人が持っているでしょう。金利がついているのを確認したことがありますか?通帳を確認してみてくださいね。

2の債券は販売しているものが少ないので、あまり身近に感じないかもしれません。

3の投資信託や株式投資、外貨、FXなどがよく耳にする投資商品ではないでしょうか。

ちなみに投資信託<株式投資<外貨・FXの順番でリスクが大きいと思われます。

ちなみに、リスクとは何でしょうか?
「予想との違い」のことです。予想よりも損してしまうことをリスクというし、儲かることもリスクといいます。

リスクが大きい投資とは、予想から外れやすいリスクを負う反面、リターンも大きくなる可能性があると言われています。ここが、ギャンブルのようだと思われるところです。

株式投資やFXは日々の値動きが大きいので、毎日そわそわしてしまうかもしれません。じっくり時間をかけて資産を大きくしていきたいと思う方は、投資信託というように、自分に合った種類を選んでみましょう。