11月21日に『2021 American Music Awards』で大賞を含む3冠に輝いたBTS(防弾少年団)が、グラミー賞では部門賞にノミネートされただけで本賞候補には名前がなかった。様々な理由で、敷居が高いと言われるグラミー賞だが、アメリカ本土のメディアがこぞって批判の声を上げている。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

BTS(防弾少年団)が、アメリカ最高権威の音楽賞である『グラミー賞』の候補に2年連続でノミネートされたが、海外メディアはグラミーの”本賞候補”から外された点を指摘する。

BTS 2年連続グラミー賞ノミネートも‥本賞候補除外に米メディアも ‘疑問’
(画像=TOPSTAR NEWSより引用)

11月23日(現地時間)、米国レコーディング・アカデミーが発表した『第64回 グラミーアワード』候補者名簿で、BTSは去る5月に発売したシングル『Butter』で”ベストポップデュオ/グループパフォーマンス”部門にノミネートされた。

該当部門にはBTSをはじめ、トニー・ベネット&レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー&ベニー・ブランコ、Coldplay(コールドプレイ)、ドージャ・キャットらがノミネート候補として並んでいる。

グラミーの本賞『ゼネラルフィールズ(General Fields)』には、”今年のレコード”をはじめ、”今年のアルバム”、”今年の歌”、新人賞に該当する”ベストニューアーティスト”の4つがある。

先立ってBTSは、今年『Butter』でビルボードシングルチャート”Hot 100″で通算10週も1位を占める大記録を達成。『ゼネラルフィールズ』のいずれかにノミネートされるのではと期待されていたが、残念ながら候補に名前はなかった。

これに海外メディアは、「グラミーが最高の1年を過ごしたBTSを、思ったより低く評価した」と批判。AP通信は「”今年のレコード”と”今年の歌”の候補には、ソーシャルメディアと音楽チャートの両方を席巻したいくつかの主要シングルが除外されていた。何より驚くのは、BTSの『Butter』が外されたということだ」と伝えている。

ロサンゼルス・タイムズ(LAT)も「グローバルポップの突風、BTSがブロックバスター級の1年を過ごしたにもかかわらず、たった1部門の候補だけで終わった」とし「『Butter』がビルボード”Hot 100″で10週間トップに立ったのに”今年のレコード”と”今年の歌”部門から除外された」と記載。芸能メディアのVariety(バラエティー)は、「グラミーはBTSを小さな部門候補にノミネートすることで満足した」と皮肉った。