2021年11月19日、『第72回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表されました。五木ひろしの“卒業”をはじめ、演歌勢はかなり数を減らしています。 かわりに、若い世代にアピールするアーティストが多く選ばれていることからも、視聴者層の入れ替えを意識したNHKの意図がうかがえるリストになりました。 上の世代からすると、「これ誰?」という出場者もいるのでは? というわけで、初出場アーティストを見ていきましょう。
①紅組:Awesome City Club
『Grower』(アルバムCD+Blu-ray) Awesome City Club
映画『花束みたいな恋をした』の主題歌「勿奈」がサブスク再生2億回を超える大ヒットになりました。女性ボーカルのPORINと男性ボーカルのatagi、そしてギターをはじめ様々な楽器を操る、モリシーによる3人組バンド。PORINは小沢健二との密会騒動で写真週刊誌をにぎわせましたね。 デビュー当初は、70年代や80年代のシティポップを今風サウンドにアレンジする器用さが際立っていましたが、「勿忘」では歌と歌詞に重きを置いたことがブレイクにつながったのかもしれません。 映画で主演した菅田将暉、有村架純のサプライズ出演もあるか?
②紅組:上白石萌音
『I’ll be there / スピン』 (初回盤) 上白石萌音
現在放送中のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で主演を務める、いま一番勢いのある女優。歌手活動も同時に行っており、今年10月13日にシングル『I’ll be there /スピン』をリリース。『うたコン』(NHK)や『FNS歌謡祭』(フジテレビ)、『ミュージックステーション』(テレ朝)にも数多く出演し、演技同様に透明感のある歌声を披露しています。 妹の萌歌も「adieu」名義でアーティストデビューをしており、姉妹で女優とシンガーという珍しい存在です。 ラジオの英語講座とともに生きた女性が主人公の『カムカムエヴリバディ』。ってことは、紅白では洋楽を歌うのかな?