岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園とならんで日本三名園のひとつにあげられる兼六園。金沢随一の観光スポットであり、北陸新幹線が開通した2015年度の入園者数は、2014年から100万人以上も増え308万9219人に。伸び率はなんと52%です。しかし一体、兼六園はどんなところなのか?よく知らない方のために、兼六園の魅力をご紹介していきたいと思います。
日本三名園のひとつ兼六園
日本三名園のひとつであり、日本を代表する大名庭園のひとつである兼六園。ミシュランの観光版では最高ランクの三つ星を獲得し、国内のみならず海外からも注目されています。
兼六園は5代目藩主・前田綱紀が別荘を建て、その周辺を庭園としたのが始まりと言われています。 昭和60年(1985年)には国の特別名勝にも指定。これは庭園の国宝とも言える最高の格付けです。面積は東京ドーム2倍以上の11万4千平方メートルととても広大で、じっくり見学するなら一時間はみておきたいですね。
7つの門
広い兼六園ですから、出入り口は全部で7つあります。真弓坂口、蓮池門口、桂坂口、桜ヶ岡口、上坂口、小立野口、随身坂口。なかでも最も一般的なのは、金沢城公園と石川橋でつながる「桂坂口」です。
無料開放日がある!
通常は大人310円かかる入園料が、無料になる日があります。それは12月31日から1月3日(年末年始)、観桜期の7日間、金沢百万石まつりの3日間、8月14日から8月16日(お盆)、11月3日(文化の日)です。観桜期などは毎年異なりますので、念のため公式サイトでご確認のうえ、お出かけください。
四季折々の表情を見せる
兼六園を訪れると、日本には四季があることを改めて感じることができます。四季折々に見せる異なる表情が、何度も訪れたくなる兼六園の大きな魅力です。
200本の梅、20種類420本もの桜が綺麗な花を咲かせる春。
夏には青々とした木々が太陽の光を浴びながら園内を埋め尽くします。
紅葉の名所でもある兼六園、秋は多くの観光客が訪れる時期です。冬に向けて名物の雪吊りが施されるのも見どころ。
真っ白な兼六園はどの季節とも全く異なる表情を見せます。園内の約240本もの木々が雪吊りを施され、この時期ならではの姿に風情を感じることでしょう。
美しいライトアップ
兼六園では季節ごとにライトアップをする「四季物語」を行っています。せっかく金沢を訪れるなら、兼六園のライトアップにあわせて訪れたいですね。ライトアップ実施期間などの詳細はこちらでご確認ください。
やはり人気があるのは、雪吊りと紅葉のライトアップが楽しめる「秋の段」。幻想的で妖艶な兼六園は見る人の心に印象的な夜をプレゼントしてくれます。
シンシンと降る雪のなか、あたたかい光が照らし出す冬の兼六園も素敵です。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/event/