黒沢的愛情の深さを見せ始めた宮村役
いつになく深刻そうな優を前にして、素っ気なくも人情味のある「俺が自分の貯金を貸してやる!」の台詞のカッコよさ。続けて、「返済しなかったら、許さないからな!」という照れ隠しなのか、少しじゃれた感じでその場の空気を和ませようとする宮村。『チェリまほ』では、安達の言葉に黒沢が救われていたが、本作では逆に優が宮村の行動によって救われる。 確かに関係性としては逆転しているが、宮村の優しさは、ほとんど黒沢の安達に対する献身的な態度と変わらない気がするのだ。普通、200万円の大金をこんなにも簡単に貸せるはずがない。それもライバル関係にあるような人物に。優には安達らしさは今のところ見つけられないが、宮村はこうして時折黒沢らしさを確かに覗かせている。 黒沢的愛情深さのある宮村は、あまりにも尊い。『チェリまほ』バイアス全開での見方は案外検討外れでないかもしれない。特別感を増してきた優と宮村の今後の関係性を考えると、再び妄想と期待が膨らむばかりだ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。 ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」や「映画board」他寄稿中。日本大学映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu
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