5.湯涌温泉
山間に10軒の温泉宿がたたずむ、静かな湯の里「湯涌温泉」。兼六園から車で約20分の場所にあるこの温泉地は、歴代の加賀藩主が湯治場として足繁く通ったという名湯です。また、詩人画家・竹久夢二が愛人を伴った場所としても知られており、以来「金沢の奥座敷」として文人墨客（ぶんじんぼっかく）に好まれ、また金沢人が賓客をもてなす場所として発展してきました。
また、海の幸と山の幸を贅沢に使った加賀料理を楽しめる宿が多いことでも人気。ひっそりとした落ち着いた雰囲気の中で極上の癒しを感じに、金沢から足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
6.粟津温泉
山代温泉、山中温泉、片山津温泉ともに加賀温泉郷のひとつに数えられる「粟津温泉」。旅館が10軒ちょっと（粟津温泉観光協会加盟は6軒）のこじんまりとした温泉地ですが、開湯1300年の歴史をもつ北陸最古の温泉で、お湯は全旅館自家堀です。温泉の泉質は、純度100％の芒硝泉（ぼうしょうせん=ナトリウム硫酸塩泉）。「恋人の聖地」にも選定されており、おっしょべ公園には幸せの鐘がたっています。
7.輪島温泉
輪島市街中心部を始め、周辺に旅館・ホテルが立ち並ぶ「輪島温泉」。輪島、ねぶた、湯元能登輪島の3つの異なる源泉が湧いていることから、平成9年には温泉郷として総称されるようになりました。その中でも「輪島温泉」と呼ばれる温泉施設は、輪島市街地にある足湯「湯楽里（ゆらり）」で噴出している温泉の配湯を受けている施設となります。
また3つある源泉の内のひとつ「ねぶた温泉」は、日本でも有数かつ奇跡の湯とも呼ばれるPH10.5の天然アルカリ泉質。お湯につかると肌がツルツルになる効果があるこちらの温泉は、「ねぶた温泉 海游 能登の庄」という宿で入浴することができます。
8.白峰温泉
白山市白峰地区、霊峰白山を望む自然豊かな場所にある「白峰温泉」。全国でも4カ所しかないという純重曹泉のお湯を楽しめる温泉地で、湯上りの肌が絹のようにツルツル滑らかになることから「絹肌の湯」とも呼ばれています。
温泉地の中央には村営の共同浴場「白峰温泉総湯」があり、大浴場や露天風呂から四季折々の自然の景色を楽しみながら、体と心温まる時間を過ごすことができます。そのほかにも、「桑島温泉総湯」や「ふるさと交流センター白山天望の湯」など、計3つの日帰り温泉施設があります。
9.白山一里野温泉
日本三名山の一つ、霊峰白山のふもとに広がる高原の温泉地「白山一里野（はくさんいちりの）温泉」。四方を山に囲まれた中の、約一里（3.4km）ほどが野になっていることから、温泉地の名前が付けられたと言われています。
一里野エリアから約5kmほど奥地に入った岩間温泉から源泉を引いており、その源泉温度は93度、毎分600リットルものおびただしい量の温泉が絶えず湧き出しています。一里野まで引いてくる過程で源泉は適温になるため、一里野温泉では100％源泉かけ流しの温泉を楽しむことができます。
そんな天然温泉は無色透明で、硫黄の香りをほんのり感じる程度。まろやかな湯触りで体の芯まで温まり、湯冷めもしないと評判のお湯です。またこのかけ流しの湯は、飲泉も可能です。
10.辰口温泉
開湯1400年の歴史を誇る「辰口（たつのくち）温泉」。金沢の中心地から車で30分～40分の場所にあり、気軽に足を伸ばせる温泉地として人気です。泉質はナトリウム泉で、身体の疲れや冷え性などに効果があるほか、肌にやさしいことから「美人の湯」としても親しまれています。
日本海にも白山麓にも加賀平野にも近い恵まれた立地にあることから、海の幸や山の幸など新鮮な食材を楽しめるのも辰口温泉の魅力の一つ。のどぐろや加能ガニに甘海老、白山麓の清流で育った鮎や岩魚に山菜など、北陸の食を存分に満喫することができます。
また誰でも利用できる公衆浴場として「総湯 里山の湯」があり、日帰り温泉も気軽に楽しむことができます。
提供・トリップノート
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