「大きな事象から小さな事象へ」と意識する
面接練習をしたことが全くない方の自己紹介は、たいていこのような感じです。
Aさん「●山▲美と申します。●●大学工学部情報処理科卒の28歳です。現職では、あの~、プログラマとプロジェクトマネージャの補佐みたいなことをやっていまして、直近ですと、あの~、守秘義務があるのでクライアント名は言えませんが、顧客管理システムの改修案件の工程管理のエクセル整理と…」
Bさん「▲藤●奈です。●●大学卒業後、Webプロモーション部にて勤務しています。主に集客を担当していまして、えー、最近の取り組みとしてはSNS広告です。弊社がいままでターゲットにしていた年齢よりも、若いユーザー層にアプローチするために…」
二人の共通点、何だかわかりますか?
受け手=聞き手に、自分がいまどのような会社でどんな立ち位置で働いているか説明する前に「自分の担当している仕事の枝葉末節から話し出していること」です。
特に、現在「万人に説明する必要のないくらい大手有名企業で働いている」わけではないのだとしたら、まずは聞き手に所属している企業の基礎情報を伝えること、その中で自分はどんな部署でどのような役割を担っているか、という順番で説明することを意識してください。
こういった話し方が出来るのは、普段から「俯瞰でものを観ることができる人」の特徴です。上空から全体を見渡し、集団の中での自分の立ち位置が見えているからこそできる話し方です。
担当(自分)視点だけの話ではなく、課長の視点、部長の視点、社長の視点で物事を観ることが出来る。日頃、採用人事と話をしていると、こういった人材を企業は共通して求めているように感じます。
現在は、高度成長期の日本のように、明確な答えがあって、それに向かってがむしゃらに頑張ればみんなが幸せになれる時代ではありません。不確定であってもゴールを見定めて、そこに辿り着くまでの道筋を「俯瞰でみる視点」をもつリーダーが求められる時代です。
俯瞰でものを観られる視点をもつ人材は、どの業態の企業でも求められている人材です。 転職を意識していなくても、身に着けておきたい資質ですので、是非、心掛けてみてくださいね。
それでは、またお目にかかりましょう!
キャリアアドバイザーA
提供・Cinq(サンク)ーよくばり女子のはたらき方
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