そして話は試験当日へ。
「次の日、お弁当を持って出ましたが、弟たちが”試験がんばって!”と励ましてくれました。当時宿舎の中では僕が1番年上で、他はみんな弟だったんです。朝早く試験会場に行くわけですが、なんだか無性に緊張しました。ラッキーなことに、試験会場が僕の通っていた高校の隣だったので、歩いて行くことができました。マフラーをぐるぐる巻きにして。デビュー当初、よく使ってた灰色のマフラー。今でもちゃんとその時のことを覚えてます」とメンバーとのエピソードを紹介。
試験会場に入る時には、緑茶やチョコレート、飴などをくれる人がいることを伝え「僕は”もう1つ下さい”と言ってから会場入りしました。皆さんも、もう1つ受け取ってから会場に入ってください」と豆知識も披露する。
昼休みには、心温まる出来事も‥。
「お昼になってお弁当箱を開けたら、鶏のささみ料理とご飯、ソーセージ、卵焼き‥練習生時代、お金なんてないでしょ? 宿舎にある材料で作ってくれたんですが、本当においしく食べました。弁当箱の横に、A4用紙が何枚もありました。”何だろう?”と思って見たら手紙だったんです。便せんを買うお金もないから、宿舎に散らばってたA4用紙に手紙を書いてくれて‥ちょっと感動しました」と胸がいっぱいになったことを話している。
「宿舎に帰ったら、弟たちが”試験どうだった?”と聞いてきました。”いいはずがない。ただ試験用紙を、しっかり眺めてきたよ”そう答えました。試験を受けたその日も寝られませんでした。なんか変な気分で。虚しい思いもしたし、いろんな思いが溢れて‥。僕だってそうだったんだから、君たちだってそうじゃないかな? だから緊張せず、震えることなく、落ち着いて試験を受けて。わからなければ3番を選んで」とユーモアを交えて励ましている。
学生時代の記憶に「残っている出来事はない」というSUGA。
「本当に思い出せない。18歳以降の学生時代はもっと思い出せない。明日の修能試験が終わったら、思う存分遊んで。試験がうまく行っても行かなくても、12年間うんざりするほど競争ばっかりしてきたんだから、遊ばなきゃ。ただ、今はお酒は飲まないで。20歳になったら飲んで。僕は試験の後は練習した。そして宿舎でみんなで揃って食事したよ。20歳を迎えた年の1月1日は、酒でもなくクラブでもなく、家族と一緒に釜山に行った。海しか見えないような、本当に不思議な場所だった」と明かした。
最後に「僕は20歳になったら、本当にピョン! と人生がスペクタクル(壮大なもの)になると思ってた。でもそうじゃなかった。修能試験もそうだし、20歳になった時もそうだし、何もかもが特別だと思ってたけど、どれも大したことなかった。だから緊張しないでと言いたい。大したことないから。主観式は、わからなければ0か1だよ。僕は0にしたと思う。合ってたのか間違ってたのかは記憶にないけど‥」と当時の受験生にアドバイスを送った。
きっと2022年の今頃も、彼のこのエピソードがその時の受験生を励ますことだろう。
提供・Danmee
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