かつて北海道経済の要を担っていた港町・小樽。レンガや石造りの街並みをはじめ、街のシンボル・小樽運河を巡るクルーズ船、海の幸やスイーツを堪能できるお店など、見どころ満載の小樽の日帰り旅をご紹介します。レトロな街並みが残る小樽へ出かけてみませんか?

小樽ってどんな街?

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 日本銀行旧小樽支店 金融資料館、トリップノートより引用)

小樽(おたる)は、北海道の北西部に位置する港町。明治時代中頃から昭和初期にわたって北海道経済の中心地として栄えました。小樽駅から10分ほど歩くと、当時の石造り倉庫や、日本銀行旧小樽支店 金融資料館などの建物が残っており、当時の面影を感じさせます。また飲食店やお土産屋、クルーズ船などがあり、観光やグルメも楽しめます。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

小樽へは、JRまたは高速バスを利用するのがおすすめ。JRの場合、札幌駅からは函館本線の快速エアポートで約32分、新千歳空港からは約1時間15分でアクセスできます。高速バスの場合、北海道中央バスで札幌駅前ターミナルまたは時計台前バス停から約1時間。運賃で言えば高速バスがお得です。

8:30 小樽の台所「小樽三角市場」で朝ごはんを食べよう!

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク JR小樽駅、トリップノートより引用)

旅の始まりは、明治36年(1903年)に開業したJR小樽駅から。現在の建物は昭和9年(1934年)に建てられたもので、道内最古の鉄骨鉄筋コンクリートの駅舎として知られています。また駅には、333個ものランプがあり、日が暮れるとロマンチックな灯りに包まれます。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 小樽三角市場、トリップノートより引用)

小樽駅から少し歩くと、小樽三角市場(おたるさんかくいちば)に到着。昭和23年(1948年)に数軒の露天商が店を出したのが始まりで、鮮魚店や食堂など15のお店があります。ここで海の幸のグルメが味わえる朝ごはんを食べにいきましょう。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 元祖わがまま丼(3品&ミニサイズ 税込1,980円~)、トリップノートより引用)

今回訪れたお店は「北のどんぶり屋 滝波(たきなみ)食堂」。かにやいくら、生うに、ボタンエビなど、10種類の中から3種類~4種類選べる「元祖わがまま丼」を提供します。新鮮な海の幸を使った丼とあわせて、カニ汁(追加料金330円)も一緒に味わってみましょう。

9:30 歴史的建造物をリノベーションした「小樽芸術村」でアートを楽しもう!

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 小樽芸術村、トリップノートより引用)

朝ごはんを食べたら、小樽散策をスタートしましょう。最初に訪れるのは「小樽芸術村」。小樽運河の近くにあるスポットで、20世紀前半に建てられた歴史的建造物を生かした美術館が集まる施設です。ステンドグラスや日本画、洋画など、世界の美術品や工芸品などが展示されています。

教会のような光のアートを鑑賞「ステンドグラス美術館」

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク ステンドグラス美術館、トリップノートより引用)

こちらは「ステンドグラス美術館」。大正時代に建てられた旧高橋倉庫の建物をリノベーションした美術館で、19世紀末から20世紀初頭に制作され、実際に教会に飾られていたステンドグラス作品を展示しています。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

作品は1919年に制作された「神とイギリスの栄光」をはじめ、「種をまく人」や「最後の晩餐」など、約140点。教会のような雰囲気を感じられる光の空間で鑑賞してみましょう。

歴史ある名画やランプの作品も展示「似鳥美術館」

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 似鳥美術館、トリップノートより引用)

小樽芸術村のメインとなるアートスポットが「似鳥美術館(にとりびじゅつかん)」。かつては旧北海道拓殖銀行(きゅうほっかいどうたくしょくぎんこう)小樽支店だった建物を美術館としてリノベーションした建物です。ステンドグラスや、日本画、洋画、彫刻など、国内外の作品が展示されています。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク ルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリー、トリップノートより引用)

撮影ができるのは1階と地下1階の1部コーナーのみ。1階の「ルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリー」では、世界的なジュエリーブランド「ティファニー社」の創業者の長男で、アーティストとなったルイス・C・ティファニーによる、教会のステンドグラス作品が展示されています。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー、トリップノートより引用)

また地下1階の「アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー」では、ガラス作家のガレやラリック、アージー・ルソーなど、アールヌーヴォーやアールデコを代表するアーティストが作った作品が展示されています。写真映えしそうなランプをぜひ鑑賞してみて。

プロジェクションマッピングも楽しめる銀行建築「旧三井銀行小樽支店」

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 旧三井銀行小樽支店、トリップノートより引用)

あわせて立ち寄りたいのが、似鳥美術館から少し歩いたところにある「旧三井銀行小樽支店(きゅうみついぎんこうおたるしてん)」。日本銀行旧小樽支店と並んで、“北のウォール街”と呼ばれる小樽を代表する建物のひとつで、平成12年(2000年)まで銀行として営業していました。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

館内は、実際に銀行として使っていた受付をはじめ、貸金庫や応接間など、各部屋や金庫を見学することができます。当時の銀行の雰囲気を感じてみましょう。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

また1階のフロアでは、1時間に1回のペースでプロジェクションマッピングを実施。石膏飾りの天井に光のアートが映し出され、北海道の四季をイメージした幻想的な作品を鑑賞できます。時間を合わせて見てみては。

12:00 小樽のシンボル・小樽運河周辺を散策しよう!

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 小樽運河、トリップノートより引用)

芸術村でアートを満喫したら次の目的地、小樽のシンボル「小樽運河」へ行きましょう。大正時代に建てられた運河で、周辺には大正から昭和初期に建てられた石造りの倉庫が立ち並んでいます。レトロ情緒あふれる運河沿いを散歩してみましょう。

小樽運河クルーズに乗って運河をクルージング

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク 小樽運河クルーズ、トリップノートより引用)

「小樽運河クルーズ」に乗って散策するのもおすすめ!中央橋にある乗り場から出発し、約40分間にわたって小樽港や北運河を経由して戻ってきます。

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

中央橋や月見橋をくぐると小樽港に出ます。途中、波で船が揺れますが、心地よい海風を感じながらクルージングを楽しめます。また運が良ければ、巡視船や豪華客船も見られるチャンスもありますよ!

日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅日帰りで満喫♪北のレトロな港町・小樽を巡る観光&グルメ旅1.jpg
(画像=サトホーク、トリップノートより引用)

運河沿いにある歴史的建造物を経由して、観光スポットとして有名な南運河に到着。船頭さんの解説を聞きながら、建物の歴史やうんちくを学べます。水上からの景色を満喫してみて。