後味の悪い映画⑪氷の微笑
『氷の微笑』は、1992年に公開された映画で、シャロン・ストーンが妖艶な悪女を演じた大ヒット作です。ポール・ヴァーホーヴェンが監督を務めたサスペンスミステリーとなっています。
氷の微笑のあらすじ
元ロックスターがアイスピックで殺害される事件が起きます。その内容は、ロックスターであったジョニーが全裸でベッドに縛られ、アイスピックで滅多刺しにされていると言う残虐なものでした。
事件の担当をしている刑事のニックたちは、ジョニーの恋人と噂されている作家のキャサリンを疑い始めます。その後、キャサリンがこの事件そっくりの小説を書いていることがわかり、事情聴取をしますが、なにも動じず、ニックを色仕掛けで誘惑してきます。
なんとキャサリンはニックをモデルにして、危ない女に恋をした刑事が最後に殺される小説を書こうとしているのです。
氷の微笑のおすすめポイント
『氷の微笑』のおすすめポイントは、ひたすらにシャロン・ストーンが美しさです。物議を醸した有名な開脚シーンは、女性が見てもドキっとしてしまうでしょう。また、シャロン・ストーンが演じたキャサリンも魅力的で惚れ惚れしてしまいます。
後味の悪い映画⑫ブラック・スワン
『ブラック・スワン』は2011年に”R15+指定”で日本で公開された映画で、当時は衝撃のサイコ・ミステリーとして大きな話題となりました。バレリーナの主人公ニナを演じたナタリー・ポートマンが迫真の演技が評価され、アカデミー主演女優賞を獲得した名作です。
ブラック・スワンのあらすじ
ニューヨークのバレエ団に所属するニナは、元バレリーナの母と共に、人生のすべてをダンスに注ぎ込んで生きています。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってきますが、ライバルのリリーが現れ、役を争いながら友情を育んでいきます。
順調に見えたニナのバレリーナ人生でしたが、やがて自らの心の闇にのみ込まれていくニナは役に取り付かれていくのです。
ブラック・スワンのおすすめポイント
『ブラック・スワン』の見どころは、ニナの妄想なのか、現実なのか分からなくなっていくところでしょう。ニナ自身もなにが現実かもわからなくなっており、それほどに重圧や、プレッシャーに襲われていたのです。
また、クラシックバレエで有名な『白鳥の湖』を演目に繰り広げられていくので、バレエが好きな方も楽しめます。
後味の悪い映画⑬テルマ&ルイーズ
『テルマ&ルイーズ』は1991年に公開されたアメリカ映画です。『エイリアン』や『ブレード・ランナー』の代表作で知られるリドリー・スコット監督の初めてアカデミー監督賞候補になった作品となっています。
テルマ&ルイーズのあらすじ
独身で働く女性ルイーズと専業主婦のテルマは、それぞれマンネリな日常や家政婦のように夫に扱われる日々から息抜きするために、ドライブ旅に出ました。途中休憩に町のナイトクラブに寄り、羽目を外しすぎたテルマは一緒にいたハーランに強姦されかけます。
助けに来たルイーズはハーランの侮辱的な態度に怒り、手にしていた拳銃で撃ち殺してしまったのです。
テルマ&ルイーズのおすすめポイント
現代より製作当時の方が強かったであろう男性優位主義に激しく抵抗する女性たちの姿が描かれており、自分を解放して自由を選んだテルマとルイーズの男どもの言いなりになんてならない!といった強い気持ちがある意味爽快ですしょう。
後味の悪い映画⑭シャッター・アイランド
『シャッター・アイランド』は、2010年に公開されたアメリカのサスペンス映画です。監督にはマーティン・スコセッシ、主演にはレオナルド・ディカプリオと4度目のタッグ映画としても注目の作品になりました。
シャッター・アイランドのあらすじ
アメリカの連邦保安官であるテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、ボストンの沖にある孤島で、様々な犯罪者を収容している病院施設を脱走した女性患者のレイチェルを確保するため捜索に来ました。
病院施設に着くと、そこは壁の上には有刺鉄線があり、完全に隔離されており、脱走不可能な場所にあったのです。
シャッター・アイランドのおすすめポイント
『シャッター・アイランド』のおすすめポイントは、映画の原作がミステリー小説のため、作品を観ながらなぞ解きを進めていくのですが、最後の最後まで真相が分からないところです。
主演のレオナルド・ディカプリオも「知らないことが多いほうが楽しめる」と発言している通り、結末を知らずに観る方が楽しめるでしょう。
後味の悪い映画⑮アメリカン・ヒストリーX
『アメリカン・ヒストリーX』は、2000年に公開された映画です。衝撃的な印象を残すデレクを演じたエドワード・ノートンは、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。。
アメリカン・ヒストリーXのあらすじ
父を黒人の麻薬売人に殺された恨みから、白人至上主義グループのメンバーとなった主人公のデレクは、自分の車を盗もうとした4人組の黒人男性に対し発砲し、正当防衛を超える過剰な暴力をふるったことで殺人事件で刑務所送りになります。
刑務所の中で出会った、黒人男性と接し、人種差別の愚かさに気付かされるのですが、出所後デレクの弟も白人至上主義グループのメンバーになっていたのです。
アメリカン・ヒストリーXのおすすめポイント
『アメリカン・ヒストリーX』のおすすめポイントは、ラストシーンで弟のダニーによって語られる重い言葉です。今もなお根深く残っている人種差別問題に目を向けるきっかけになる作品でしょう。
後味の悪い映画⑯カッコーの巣の上で
『カッコーの巣の上で』は1976年に公開された映画で、ケン・キージーが1962年に発表した同名のベストセラー小説を映画化した人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作です。
カッコーの巣の上でのあらすじ
1963年9月のある日、オレゴン州立精神病院に一人の男が連れられてきました。その男はマクマーフィと言い、刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装っているのです。
マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようと、絶対的な管理体制をしくラチェット婦長と戦いを繰り広げていきます。
カッコーの巣の上でのおすすめポイント
『カッコーの巣の上で』は、実際に精神病院で本当に行われていた恐ろしい治療法が描かれています。主人公のマクマーフィも最終的に今では禁止されている治療法で悲惨な結果に終わります。人権とは何なのか考えさせられる作品です。
後味の悪い映画⑰トガニ 幼き瞳の告発
『トガニ 幼き瞳の告発』は、2012年に日本で公開された韓国映画で、韓国本国で社会現象となり日本でも大ヒットとを記録しました。ファン・ドンヒョクが監督、脚本を務め、実話を基にしたコン・ジヨンの小説(※同タイトル)を映画化した衝撃作となっています。
トガニ 幼き瞳の告発のあらすじ
聴覚障害者学校の「慈愛学園」で働く新任教師のカン・イノは、若くして妻を亡くし、喘息持ちの一人娘・ソリを育てていました。
イノは学園の生徒たちが何かに怯えた様子であることに違和感を抱きます。ある日の放課後、女子トイレから女の子の悲鳴らしき声が聞こえました。その数日後、イノは教師が生徒を袋叩きにしている暴行現場を目撃してしまうのです。
トガニ 幼き瞳の告発のおすすめポイント
『トガニ 幼き瞳の告発』のおすすめポイントは実話であることです。この悲惨な状況が本当にあり、また、公開されるまで解決されていない問題で、この作品によって、子供への虐待の処罰に関する改定法である『トガニ法』ができました。
後味の悪い映画⑱明日、君がいない
『明日、君がいない』は2007年に日本で公開された映画で、10代の若者が抱える深い悩みをリアルかつ切実に描き出しカンヌで話題を集めた衝撃作となっています。
明日、君がいないのあらすじ
メロディは両親と兄のマーカスからひどい扱いを受けてます。また、マーカスは、「自分は完璧ではいなくてはいけない」という彼なりの悩みを抱えていました。
他にも一見悩みとは無縁そうに見える6人の高校生たちは、それぞれが誰にも言えない悩みや問題を抱え、今にも押し潰されそうになっています。そして、午後2:37、1人の生徒が自殺を図り死んでしまいました。
明日、君がいないのおすすめポイント
『明日、君がいない』は、19歳という若い監督が自らの周りで起こった友人の自殺などを元に製作しています。自殺がテーマと言うあまりのダークな内容に目を背けたくなりますが、自殺大国になってしまっている日本人だからこそ観た方が良い作品でしょう。
後味の悪い映画⑲フラクチャード
『フラクチャード』は、2019年にアメリカで公開された映画で、日本では劇場未公開(※現在Netflixで視聴可能)の作品です。ブラッド・アンダーソンが監督を、主演は「アバター」であ馴染みのサム・ワーシントンが務めました。
フラクチャードのあらすじ
レイと妻ジョアンは、旅行中に転落事故に遭った娘ペリーを連れて救急外来を訪れます。ペリーは念のためCT検査を受けることになり、ジョアンに付き添われて別室に移動することになり、残ったレイは検査の終了を待つうちに居眠りをしてしまいました。
目が覚めると、妻子の姿がなく必死で二人を探すレイは、病院が何か隠しているのではと疑い始めるのです。
フラクチャードのおすすめポイント
『フラクチャード』のおすすめポイントは、現実か空想か最後まで惑わせるストーリーです。最後まで何回も何回も揺さぶられるハラハラする展開が好きな方におすすめの作品でしょう。
後味の悪い映画⑳バニラ・スカイ
『バニラ・スカイ』は、2001年に公開された映画で、トム・クルーズが、スペイン発の異色サスペンス「オープン・ユア・アイズ」の映画化権を得て製作・主演を務めた話題作です。
バニラ・スカイのあらすじ
マンハッタンの豪邸に住みフェラーリを乗り回す出版界の実力者デヴィット・エイムス(トム・クルーズ)は美しい恋人ジュリーと付き合う人生の成功者ですが、どこか孤独で不安を抱えていました。
ある日、デヴィット自身の誕生日パーティーを自宅で開催します。デヴィットは、その時に出会ったソフィアに一目ぼれし、数日後朝まで一緒に過ごしました。
ソフィアの家から出た後、デヴィットの前にジュリーが現れ、怒り狂ったジュリーはデヴィットを車に乗せ無理心中を図ろうとするのです。
バニラ・スカイのおすすめポイント
『バニラ・スカイ』のおすすめポイントは、最後になって全貌が見えてくる構成でしょう。観ている途中は混乱するかもしれませんが、その不思議な雰囲気がバニラ・スカイの魅力なのです。
いつもは見ないジャンルの映画も楽しい!
今回は後味の悪いバッドエンド映画をおすすめポイントも併せて紹介しました。バッドエンドの映画は、リアリティがあり、余韻も長いので、気になる作品があった方は、是非鑑賞してみて下さい!
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