イケオジ×優男のコラボレーションが絶秒
各世代の男を演じている俳優が見事にハマっているのも本作の特徴です。まず、父を演じている一人目のイケオジ佐々木蔵之介。最近結婚してしまいロスに陥っているファンも多いのでは? 一見柔らかい物腰の秀平ですが、報道テレビマンとして熱く強いプロフェッショナルな部分が見え隠れ。イケてる仕事人の顔、父の顔、夫の顔、そして息子の顔もそれぞれ見事に表現し分けている佐々木の大人の魅力が存分に楽しめます。
二人目のイケオジとして優の義理の祖父を演じるのは、圧倒的な演技力で幅広い役柄を演じてきた段田安則です。新聞社の元社長として強い報道理念をもち、一見頑固で口が悪い寛。一方、彼女に振られて泣いたり、優と恋バナをしたり……昭和の男らしさをしっかりと残しながらも、愛すべきキャラへと昇華させています。 そんなイケオジふたりと血が繋がらない息子優を演じるのが相葉雅紀。彼はとっても温和で優しく、多忙な秀平のために家事全般も担い、寛のよき話し相手にもなっています。ふたりと比べると、あまり芯は強くなく、ちょっと頼りない優……当て書きしているのでは?と思うほど相葉にハマっています。三者三様にキャラの個性が確立されていて、それぞれにとっても魅力的です。