英人気ガールズグループ「リトル・ミックス」のジェイド・サールウォール(28)が、人種差別やイジメ、最愛の祖父の死、摂食障害など、10代のときに経験した数々の困難を明かしている。

ジェイドは、11月8日に発売されたばかりの新刊「The Female Lead: We Rise By Lifting Others」の中で、これまでの苦悩をシェア。同書には、彼女だけでなく、さまざまな分野で活躍する67人の女性たちの半生がつづられている。

ジェイドは1992年12月26日、イングランド北部にあるサウスシールズで誕生。労働者階級が暮らす、この小さな町で、母はジェイドも通った小学校の経営者として、父はタクシー運転手として働いていたという。

父は白人、母はイエメンとエジプトのミックスだったこともあり、多文化環境下で育ったというジェイド。彼女いわく、「私たちはモスク(イスラム教の礼拝堂)の隣に住んでいて、学校では35の違う言葉が話されていた」そうだ。

父と母、特に祖父からの愛を感じながら、スクスクと成長していったジェイドだが、中学校に入学すると同時に、ある試練が彼女を待ち受けていた。

「私が中学校に通い始めた瞬間、状況が一変しました。白人が主に通うカトリックの中学校に進学したのは、通っていた小学校からは私だけでした。友人がいなかった私はすぐ、いとも簡単にターゲットとなったのです」