「バンクシーって誰?」展の魅力3:公式アンバサダーの中村倫也さん
こちらの展覧会では、アンバサダーに俳優の中村倫也さんが就任。音声ガイドを担当されています。様々な社会的なメッセージが込められたバンクシー作品をどなたにもわかりやすくガイドしてくれます。
<音声ガイド概要>
所要時間 :約30分
価格 :600円(税込)
見逃せない作品を少しだけご紹介!
花束を投げる男(Flower Thrower)
2005年頃にパレスチナ・ベツレへムのガソリンスタンドに描かれた作品を、原寸大で再現。紛争地帯で身の危険も迫る中描いた作品です。覆面の男性が花束を投げようとしています。「愛こそが平和をもたらす」という、人類共通の課題をメッセージとして込めたとされ、5m程の原寸大で展示された作品は、とても迫力があります。
鼓膜の破れた少女(girl with a pierced eardrum)
イギリス・ブリストルのレコーディングスタジオの外壁に、2014年に描いた作品。世界的名画をモチーフにした作品ですが、2020年4月、何者かによって、医療用マスクが描かれました。ストリートアートの魅力の一つは、誰でも作品に自由に関わることができる点です。こちらの作品は、新型コロナに翻弄された時代を強く反映する作品となっています。
Whitewashing Lascaux (The Cans Festival)
2008年にイギリスのウォータールー駅近くのトンネルに描いた作品。ラスコーの洞窟壁画を清掃員が高圧洗浄機を使って消している様子です。ストリートアーティストの描いた作品が消されてしまうことへの皮肉が込められた作品と言われています。実際の作品も誰かに上書きされて、現在はもう存在しません。この展覧会では、再現として蘇った作品をみることができます。
風船と少女(Girl with Balloon)
バンクシーの代表作の一つ。2002年イギリス・ロンドンの外壁に描かれた作品です。赤い風船は、愛や希望を表していると言われています。
世界一眺めの悪いホテル(The Walled off Hotel)
2017年に、イスラエルとパレスチナを分ける分離壁の前にオープンしたホテル。壁で国を分断するイスラエルの政策に疑問を持ったバンクシーがプロデュースしたホテルです。 このホテルは、窓から見える景色が分離壁だけであることを皮肉って作られました。展示会では、実際のホテルの窓際からの景色を再現しています。
「バンクシーって誰?」展のアクセスと詳細
会場:寺田倉庫G1ビル (東京都品川区東品川2-6-4)
開催期間:2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)
(名古屋、大阪、郡山、高岡に巡回予定)
アクセス:
・りんかい線「天王洲アイル駅」 B出口より徒歩4分
・東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」南口より徒歩5分
入場料:前売券・平日:一般1,800円/前売券・土日祝(日時指定):一般2,000円
この記事を書いたトラベルライターから一言
今回は、「バンクシーって誰?」展の体験レポをご紹介しました。バンクシーを知らない人でも、楽しむことができる、大変魅力的な展示会となっています。中でも一押しは、セットへのこだわり。会場全体が作品のようでバンクシーの世界観を体感できます。会場内のほとんどが撮影可能な点も嬉しいポイントです。芸術の秋、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?(SF_logbook)
提供・トリップノート
【こちらの記事も読まれています】
>【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?
>東京のブルックリン!蔵前で行きたい散策スポット・お店16選
>【静岡】本当は広めたくない!柿田川湧水公園の神聖な見どころ5選
>京都・嵐山の人気観光スポットTOP15!旅行好きが行っている観光地ランキング
>【滋賀】SNS映えしそう!長浜のおすすめ観光スポット・お店10選