女性だからこそ活用したい支援制度~その2.知識・ノウハウ編~

(写真=PIXTA)

起業時に不足しがちな知識やノウハウを補うための支援制度もあります。最近は産業競争力強化法に基づき、全国の市区町村窓口でも、創業支援事業の一つとして「創業塾」を行うようになりました。

例えば、西東京市では、創業支援セミナーを通じて経営に必要な4つの知識(経営・財務・販路開拓・人材育成)を起業家に授けています。

女性だからこそ活用したい支援制度~その3.つながり・仲間編~

起業には、お金やノウハウのほかに「人脈」も不可欠です。起業そのものは孤独ですが、仲間と励まし合い、助け合うことで徐々に事業が伸びていきやすくなります。しかし、ビジネス社会に慣れている男性と異なり、女性一人で人脈を培うのは困難です。そこで、人脈形成に関する支援制度も行われています。

先述の創業塾の開催とともに交流会が行われることもあれば、八王子市のように商工会議所と連携して「ビジネスお助け隊」という場を設け、起業家が企業OBや専門家に相談できる地域もあります。

起業後、事業の安定化や拡大という面で男性よりも不利になりがちな女性ですが、これらの制度を上手に活用すれば、事業を安定して成長させることができるようになります。場合によっては、女性ならではの新規事業で男性以上に日本の経済を活性化できるようになるかもしれませんね。

鈴木 まゆ子(税理士鈴木まゆ子事務所代表)/DAILY ANDS

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