節約しているはずなのに、振り返ってみれば無駄遣いが減っていない。そんなにお金を使っていないはずなのに、思ったよりも残高が減っている。そんな経験はありませんか? 今回は、そんな無駄遣いが減らない理由をご紹介。原因を知って、今日から無駄遣いを減らす一歩を踏み出してみましょう。
毎日頑張って節約しようと思っているのに、どうしても無駄遣いが減らない人。
節約しているのになぜかお金にいつも余裕がないと感じている人。
意外と多いのではないでしょうか。
自分が気付いていないだけで、客観的に見ると無駄遣いだったということもよくあります。
1.必要のない「見えざる支出」に気づいていない
「なぜか思っているよりお金がない」
そんな事態に陥る人は、目に見えない支出が多いのかもしれません。
一番わかりやすい例が「ネットショッピング」です。
最近は、スマートフォンのアプリで簡単に買い物ができますし、一度利用すれば2回目以降はクレジットカードの情報も記憶していて入力の必要がないところも多いですよね。「ネットショッピング」はまさに、実感もなく目に見えない支出の温床なのです。
また、最近よくある通販化粧の定期便を「なんとなく」継続することも、無駄遣いに繋がります。
定期的に購入することは無駄遣いを防ぐために効果的ですが、中身を見直さないと無駄遣いに繋がります。
ただ、こうした定期的な買い物は、「アレもコレも」と後から追加で買う必要もなくなりますから、無駄遣いしやすいデパートやドラッグストアに近づくことがなくなります。
ですので、例えば、「季節の変わり目で肌のダメージが気になるからと買った特別な美容液を、肌の状態がよくなったからと購入し続けていた」というように、自分の生活需要に合わせて定期便の中身を見直してみましょう。
2.「なんでも置いてあるお店」によく行ってしまう
人間が何かモノを買う場所というのはある程度決まっています。
その中には「本当に必要なもの」ではないものを買ってしまう場所というのも存在しているのです。
例えば、女性に多いのがドラッグストアとコンビニ。
どちらもバラエティに富んで商品が陳列されており、
「なんでも置いてあるお店」という印象が強いと思います。
この「なんでも置いてあるお店」というのが「無駄遣いスポット」になりやすいのです。
食料品を購入するとき、
八百屋さんなら野菜しかないですし、
精肉店ならお肉しかありません。
目的のものが見つけやすく、さっと購入できるので無駄なものを買うスキがないのです。
逆に、コンビニやドラッグストアは売り場がなんとなく雑然としていて、いろんなものが置いてあります。目的のものが配置されている場所を探しているうちに、ほかの商品も目にしてしまって「これも欲しい」と思わされてしまうのです。
スーパーも、いまはいろんなものが置いてありますよね。
ただ、
・肉
・魚
・野菜
というコーナー分けがはっきりしていて、店内をウロウロすることも少ないでしょう。
そのため、ドラッグストアやコンビニよりも無駄遣いは少なくなる傾向にあります。
しかし、やはりあまりウロウロしすぎると無駄遣いに繋がりやすくなるので注意が必要です。
こうした事態を回避するために「ここで買うのはコレだけ」というように、買うものをしっかり心に決めて買い物をするのがオススメです。
スーパーでもドラッグストアでも、「お買い物メモ」が有効で、手書きのメモでもいいですし、スマートフォンのメモを活用してもいいので、とにかく目的以外のものを買うのは控えるようにしましょう。
それだけで無駄遣いが減るはずです。
3.「無駄じゃない」という思い込みを持ち続けている
「無駄遣い」をしないために気を付けることをご紹介してきましたが、
ここではこの「無駄遣い」そのものの正体を探っていきます。
今まで自分が「無駄遣いではない」と分類していたものが
本当に「無駄遣いではない」のかを改めて、考えてみるのです。
人間は、同じ行動を繰り返すうちに無意識に「なんとなく」その行動を継続することが多くなります。
しかし、その「なんとなく」こそが無駄遣いの正体。その「無駄か」「無駄ではないか」というのは、タイミングにもよりますし、個別の理由にもよるので逐一見直す必要があります。
・毎月会費を払っているけれどなかなか行けていない習い事
・付き合いで参加しているお茶会
・月額1000円ほどで利用しているインターネットサービス
など、一度清算してみてはいかがでしょうか。
また、電力会社や保険会社も自分で選べるようになりました。
ほかに選択肢がなかったから継続しているだけで見直すとおトクになるものって実はたくさんあるのですよ。
4.無駄遣いに繋がりやすい「急いで決める」こと
お店のタイムセールや期間限定セールなどがこれに当てはまりますが、急いで決めると無駄遣いになりやすい傾向にあります。
焦ると人間は正しい判断ができなくなってしまうのです。
例えば、洋服であればほかの服とどう合わせるかとか、
職場に着て行けるかとか、いろんなことを考えると思います。
しかし、そういったことを考える時間を与えずに、とりあえず買わせるというのがタイムセールの狙い。そして、つい急いで買ってしまって、後悔することも多いのです。
店員の方の
「今だけ割引します」
「いつまでに回答してくれれば安くします」
というような言葉に乗ってしまうと冷静な判断ができなくなってしまいます。
安く買うなら、自分の中で冷静に検討し、購入が決まってからタイムセールのタイミングで買うようにしましょう。
■第三者に自分の出費を見てもらおう
もし自分でも判断がつかなかったり、どこが無駄遣いなのかわからなかったりする人は、第三者に自分の出費を見てもらうことをオススメします。
人によって無駄か無駄じゃないかという考え方は異なりますし、使える金額も違いますが、客観的に見てもらうことで、新たな突破口が見えてくる可能性も大きくアップ!
できれば収入が同じくらいの会社の同僚や、兄弟姉妹に見てもらうといいですね。
信頼できる友人がいれば、お互いに見せ合ってみるのもいいかもしれません。
無駄遣いをなくすことを、信頼できる友人と一緒に取り組むのも非常に有意義。
「今度こそ頑張ろう」という気にさせてくれます。
■無駄遣いは「自覚」と「工夫」で減らせる!
今回は、無駄遣いが発生しやすいポイントやシチュエーションというのをご紹介してきました。
無意識のうちに無駄遣いしていると、充実感もなく、ただお金は減ってしまって、トータルでかなり損をすることになってしまいます。
今日からぜひ気を付けてみて、無駄遣いを減らしていきましょう。
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