ダイアナ元妃について描いた映画『スペンサー(原題)』内で、女優のクリステン・スチュワートが着用した“ウィッグ”の制作秘話が明らかとなった。

『スペンサー』のヘアメイクを担当したヨシハラ・ワカナ氏は、米InStyle誌とのインタビューの中で、ダイアナ元妃のスタイルを再現するため、ウィッグ制作にかなりの労力を要したことを明かしている。

日本でも来年公開予定の映画『スペンサー』は、1991年のクリスマス休暇の3日間のできごとを描いた作品。ダイアナ妃はこの休暇中にチャールズ皇太子との離婚を決意したと言われている。

映画『ハイ・ライズ』や『アースクエイクバード』など、さまざまな作品に関わっているヨシハラ・ワカナ氏によれば、劇中で使用されたウィッグは、1990年代にダイアナ妃が披露し、一躍大流行となった“ピクシーカット”ではなく、1980年代後半の“フェザーボブ”をモデルに作られたという。

「1991年のダイアナ妃の髪はとても短かったので、最初はその写真を渡しました。ですが、パブロ(・ラライン監督)は、1986年のかなり前の写真を渡してきたのです。それはダイアナ妃がより幸せだった頃の写真で、彼女は(1991年当時)より長い髪をしていました。そこで、彼が私に見せた写真と同じ場所で撮られた、さまざまな角度のヘアスタイル画像をさらに探しました」

ダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワート、着用したウィッグの制作期間はオドロキの6週間! 日本人のヘアメイクデザイナーが、制作秘話を明かす
(画像=左が1987年撮影の写真、右は1991年撮影 (C)WENN.com、tvgrooveより引用 )