葬儀は「燃やすだけでいい」。エンディングノートも…
――前向きでいいですよね。 北斗:老後はいろいろなことが出てくると思いますけど、子どもに迷惑かけないようにとか、そんなことも考えています。葬式代くらいはきちんとしとこうかなとか(笑)。 健介:大きな葬式は僕たちはやらなくていいよと言ってあるんですよ。人なんか呼ばなくても、燃やしてくれるだけでいい(笑)。 北斗:ウチの隣の市なら1万円で燃やしてくれると(笑)。 健介:今のうちに言っておかないと、息子たちが気を使うと思うんですよ。お金もかかるだろうし、これは言うべきことだろうなと。 北斗:迷惑かけたくないから、エンディングノートも買いました。今のノートは面白いですよ。死んだら連絡入れてほしい人、式に来てほしくない人(笑)。歳取るとそういうのが出てくると思うので、先に書いといたほうがいいんです。あとは解約しなくちゃいけないもの。いろいろなサブスクのとか、死んだらカードが凍結されるからパスワードとかもそうですし、だからすんごい深く考えました。この映画のおかげで進みましたよ。
今は全部準備できて、のんびりしている
――老後の準備どころか終活ですよね。 北斗:映画にも葬式というワードが出てくるからですよね(笑)。人間、死んだ後のことまで心配しますからね。 健介:今は、そういう不安はなくなりました。全部準備できたと思うので、今はちょっとのんびりしている感じです。 北斗:ボロボロになりすぎた家が息子たちに渡ると大変なことになるし、それはそれで迷惑ですからね。 ――プロレスの豪快なイメージがあるので、そういうことは気にしないタイプかと勝手に思っていました(笑) 北斗:(笑)。 気にしますよ! わたしたちは! とんでもない。 健介:死んだ後に金がかからないようにしておかないととか、親なら気にしますよね。