紅の豚の名言⑬俺は俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ
こちらは空軍で時間を共にしていたかつての戦友であるフェラーリに、軍隊へ戻ってくることを誘われたポルコが答えたシーンです。
地位と名声を手にしていたかつての自分へ戻るのではなく、リスクも自由も自分自身にかかっている賞金稼ぎとして生きることを選んだポルコの決意が滲み出ているセリフとして作中でも非常に高く評価されている名言となっています。
紅の豚の名言⑭わかった、そんな目で人を見るな。好きにやれよ
ポルコの新しい飛行艇の製造が進んでいく中で、設計者であるフィオに対して放つのがこのセリフです。製造が過熱していくにつれてどんどん膨れていく費用に頭を抱えていたポルコでしたが、フィオの眼差しに折れてこの一言を放ちます。
決して投げやりに言い放ったのではなくフィオの飛行艇作りに対する情熱に押し負けた結果、彼女の想いを尊重しようとしたポルコの大人としての余裕が垣間見れます。
紅の豚の名言⑮信じる、か。でぇきらいな言葉だが、お前が言うと違って聞こえてくるぜ
カーチスとの最後の対決へ出向くポルコに向かってフィオが語った「信じている」という言葉に対する彼の返答がこのセリフです。
これまで数々の苦い経験をしてきたポルコにとって「信じる」という言葉はやすやすと聞き入れることのできない難しい言葉となっていました。しかし幼い頃から見知ってきたフィオから告げられると、他の人からの言葉とは大きく違って聞こえることを悟るのです。
ポルコとフィオの間にある大きな信頼関係の強さと絆が垣間見れるシーンとして、作品のファンの間でも非常に愛されています。
紅の豚の名言⑯ジーナ、こいつをかたぎの世界へ戻してやってくれ
カーチスとの戦いを終えたポルコがジーナにフィオを預ける際に放ったのがこの名ゼリフです。深い憧れを抱くと共にポルコに対しての恋心を寄せていたフィオは、戦いが終わった後彼と共に自分も飛び立つことを望んでいました。
しかしポルコはそんなフィオの気持ちを全て知った上で彼女を元いた場所へ帰そうとするのです。その時一緒にいたジーナに向かって彼女を送り届けることを依頼すると共に、このセリフを言い放つのでした。大人の余裕の中にもポルコの切なさが垣間見える名シーンです。
「紅の豚」主人公ポルコ(マルコ)以外の名言集
「紅の豚」には主人公であるポルコ・ロッソの他にも非常に個性溢れる魅力的なキャラクターたちが登場します。そんな彼の周りを取り巻くキャラたちの名言についてもいくつかピックアップしてご紹介していきましょう。
今回は多くのキャラクターの中でも特に登場シーンが多くポルコとも深い関わりがあるフィオとジーナという2人の女性のセリフにスポットを当ててみました。
フィオの名言集
祖父の設立したピッコロ社で設計士として勤務している17歳の少女フィオ・ピッコロは、作中に登場するヒロイン2人のうちの1人です。主人公のポルコに対して強い憧れを抱いており、作中では彼の乗る新しい飛行艇の政策に尽力します。
そんなフィオは非常に男勝りで情熱的なキャラクターとして描かれており、純粋な少女の心を反映した曇りのない真っ直ぐなセリフや名シーンが多く登場しています。
「綺麗…世界って本当に綺麗。」というセリフは、初飛行の試作用戦闘機に搭乗した際に上空から世界を見下ろした彼女が思わず呟いたものです。
作品全体を通して男たちの争いが描かれている「紅の豚」ですが、彼女のこの素直な言葉に監督である宮崎駿の戦争に対する思いが垣間見れます。私利私欲によって世界を汚すことの愚かさを語ると同時に、幼い少女の純粋な心を真っ直ぐに表現した名セリフです。
その他にも「飛行機乗りは、船乗りよりも勇敢で、陸の飛行乗りより誇り高いんだって。」というセリフからは飛行士であるポルコへのリスペクトと強い憧れが読み取れます。相手が誰であっても自分の意見を飾らず真っ直ぐに伝える彼女の姿はとてもかっこよく美しいです。
ジーナの名言集
「紅の豚」に登場するもう1人のヒロインであるマダム・ジーナは、ポルコの幼馴染の女性です。ホテル・アドリアーノの経営者であると同時に歌手としても活躍している彼女は、フィオとは正反対の余裕ある大人の女性として描かれています。
彼女のセリフからは幼馴染であるポルコに対する思いだけでなく、何やら特別な感情の混じった切ない心情が読み取れます。
カーチスからのプロポーズを断った際にジーナが放つ「ここではあなたのお国より人生がもうちょっと複雑なの。恋だったらいつでもできるけど。」というセリフからも、ポルコに対する特別な思いが垣間見えます。
またカーチスとの戦いに苦戦しているポルコ本人に向かって告げる「あなたもう一人女の子を不幸にする気なの?」というセリフは、彼女の切ない心情をよく表していると言われています。
ポルコを慕い信じて待っているフィオのことを気遣いながらも、自分自身も彼に対して特別な感情を抱いて待っているのだということを訴えているのです。いつもは大人な余裕を振りまいて男を巻いているジーナが、ポルコにだけ切実な思いを訴える名シーンとなっています。
紅の豚のポルコの言葉からは学ぶべき男の生き方がある!
いかがでしたか?今回は名作揃いのジブリ映画の中でも隠れた名作としてファンたちから愛されている「紅の豚」にスポットを当ててその魅力をたっぷりご紹介してきました。参考になったでしょうか?
「紅の豚」は子ども向け作品が多く揃っているジブリシリーズの中でも比較的大人向けのストーリー構成となっている作品の1つで、特に大人の男性から共感の声が目立っています。主人公ポルコの数々の名セリフは、どれも男気溢れるかっこいいものばかりです。
見たことのある方はもちろん、これまでに一度も作品に触れたことがないという方もこれをきっかけに是非「紅の豚」をチェックしてみてください。自分だけのお気に入りシーンを見つけて、作品の魅力を一層楽しみましょう。
提供・Sorte Plus
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