こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。 婚活をする人が増えてきたとはいえ、まだまだ婚活は「モテない人がやるもの」「出会いに不自由している人がやるもの」というイメージを持っている方が多いもの。マッチングアプリはいざ知らず、特に結婚相談所は非モテの最後の砦と思われているのではないでしょうか。

デパコスでメイクしても野暮ったい34歳。“カン違い”に気づいて大変身
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

確かにそういう人も利用しているのは否定しませんが、だからといって「それなら“普通”の私が入会したら楽勝よね」と思うのは危険です。今回紹介する女性・綾子さん(34歳)も、そんな風に思っている一人でした。

モテるわけじゃないけれど普通だし、婚活すれば結婚できるだろう

綾子さんの元カレは職場関係者の紹介で知り合った男性で、20代後半から3年ほど交際していたそうです。結婚の話も出ていたものの、一緒に暮らすには越えがたい価値観の不一致があり別れたそう。 綾子さんは別れてしばらくして婚活をはじめ、パーティーなどへ参加するようになりました。ほどなくコロナ禍になり、結婚相談所に登録したそうです。 「今までも彼氏を作ろうと思ったわけじゃなく自然に付き合えたし、結婚相談所に登録したら1年後には結婚ぐらいしていると思ったんです」 ところが登録から1年が経とうとしているのに結婚というゴールは見えません。会いたい人からは断られ、興味を持てないような男性からしか申し込みがないそうです。 年齢ももうすぐアラフォー突入です。そこで婚活の仕切り直しのために、私のところへ相談にいらっしゃったのでした。

人気のデパコスを使い、メイクの知識もあるのに「もっさり」

綾子さんは髪がぼさっとしていて、前髪はうねっています。ファンデーションはしっかり塗っているのですが、クマやほうれい線は目立ちます。眉毛も無防備で、ぼさぼさの状態。 婚活写真を見せてもらったのですが、白いふんわりブラウスを着て髪を内巻きにした、よく言えば素朴、悪く言えばもっさりした女性が写っていました。

デパコスでメイクしても野暮ったい34歳。“カン違い”に気づいて大変身
(画像=『女子SPA!』より引用)

綾子さんの写真を掲載するわけにもいかないので、メイクアップアーティストの片桐未愛さんに私をモデルにして厚塗りの残念なメイクを再現してもらいました(ぼさぼさ眉は、片桐さんがつけまつげの糊で毛を植え、アイライナーで描いて作り込んだ力作です)

「このヘアメイクと写真では、あなたが会いたいと思える男性には、相手にされないですよ。戦闘力が低すぎて、結婚相談所の中では注目されにくいです。メイクは一度、基礎から習った方がいいですね。 コンシーラーは使ってます? 髪のケアも20代から変わっていないのではないでしょうか? 年齢が高くなるとうねりやすくなるんですけど、20代と同じケアだとボサボサになりやすいですよ」 「コンシーラーは特に使ってないです。髪のケア? この服がダメなんですか?」 綾子さんは、自分のメイクがイケていないというのはぴんと来ないようでした。30代女性のヘアメイクを指摘する人なんて、他にいないでしょうから無理もありません。