東京蔵前の書くきっかけを作る文具店「カキモリ」は、書くことがもっと楽しくなる「新たのしく書く道具」を 11月9日(火)に発売開始する。
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書くきっかけをつくる文具店
「カキモリ」は、2010年に東京蔵前にて“書くきっかけをつくる文具店”としてオープン。
表紙、中紙、リングや留め具を選んで作れるオーダーノートや、一滴ずつ混ぜて色をつくるオーダーインクなど特色のあるサービスを提供しており、海外有力メディアにも掲載され、世界中から多くの人が来店していた。しかし、コロナ禍で店舗に頼ったビジネスが裏目に出て失速。これまでのやり方を改め、次の10年を見据えた「書く道具」を作り、オンラインや卸売を通じて世界中に届ける挑戦を決意した。
書く機会が減る時代に新たに「書く道具」を作る背景
コロナ禍でデジタル化がさらに進むなかで、非合理的であるものの心を楽しませるレコードやコーヒーグラインダーなどが人気を集めている。
手書きも同じ文脈で、多くの手書きはデジタル化される反面、真逆でアナログな万年筆やインク、ガラスペンが人気になりつつある。そこで、ストーリー性が高く感性に訴えるような日本製の「書く道具」を新たに作ることとなった。
自分たちが心から使いたいと思える道具を追い求め、「ガラスのインクボトル」、
「ペンレスト」、
「ペン先とペン軸」を、プロダクトデザイナー小泉誠氏と考え、日本全国の伝統工芸や工場と協業して制作。どれも書く人と共に豊かな時間を積み重ね、いつしか素敵な古道具となれるような飽きのこない道具だ。シンプルでありながらどこかユニークで、「カキモリ」らしさを感じられる仕上がりとなっている。
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